・・・一週間の空白期間を置いてなおきちんと覚えている英単語は、脳内長期記憶領域に定着したものと思ってよいでしょう ― うろ覚えの単語はしっかりチェック&補修して、一生モノの記憶へと
★★★ 月曜から金曜まで「基本学習(10問)チャレンジ」を毎日(1日のうちに!)連続5梱(約150語分)やる ⇒ 直後に「範囲限定(50問単位)全問復習テスト」で弱点確認 ⇒ 数時間間隔で複数回「範囲限定(50問単位)全問復習テスト」を用いて弱点克服&記憶定着を図る ⇒ 翌朝一番で「範囲限定(50問単位)全問復習テスト」を使って前日分の学習内容の復習をしてから、また新たな「1日5梱チャレンジ」 ― これを月・火・水・木・金の5日間続ける ⇒ 土・日には月~金に覚え込んだ25梱(250問=約750語)分をまとめて復習するとともに、前週の月~金に覚え込んだ25梱の復習&補修もきちんとやる ★★★
・・・上記の「毎週25梱(250問=約750語)ずつ」の'鬼ペース'でズンズン突き進んだ場合、所要期間は次のように大幅に短縮されます:
A水準(2300語)
・・・中学校レベル(100梱:1000問)=4週間
B水準(3000語)
・・・高校入門レベル(140梱:1400問)=5.6週間
C水準(4500語)
・・・高校標準レベル(200梱:2000問)=8週間
D水準(2700語)
・・・大学入試初級レベル(140梱:1400問)=5.6週間
E水準(6500語)
・・・大学入試標準レベル(300梱:3000問)=12週間
↑ 大学受験レベル英単語は<36週間=252日=8ヶ月半>で一気に修得 ↑
・・・受験日までの日数から逆算して(あるいは自らの単語力&暗記能力を勘案して)このような強行スケジュールを立てるわけですが、毎日必ず「50問(=5梱)」で割り切れる数(=1日5梱(50問)・10梱(100問)・15梱(150問)・・・)やって直後に「範囲限定(50問単位)全問復習テスト」での確認作業を(とにもかくにも翌日マトモに満点取れるようになるまで)繰り返す、というのが「強行棒暗記学習法」の鉄則です。
・・・中3生なら「A水準」は知っている英単語が多いはずなので「1日10梱で2週間で復習完了」も可能でしょうし、高校受験にはオーバースペックと言える未知の英単語が多い「B水準」でも「1日5梱で40日で何とか頭に叩き込む」という荒技だって不可能とは言えないでしょう(まぁ、高校受験には<A水準>だけで十分ですが)。
・・・高校受験を終えたばかりの高1生なら、「B水準」と「C水準」を「とりあえず1日5梱ペースで3~4ヶ月で駆け抜ける」というキツい作業に取り組んでおけば、日々の学校での英語授業がグ~ンとラクになるので、英語学習そのものへの意欲も俄然高まるはず ― そうなった後で「うろ覚えだった<B>・<C>を復習して完全にモノにする」際には「1日10梱ペースで2ヶ月以内に復習完了」し、加速度が付いたところで1レベル上の「D水準」を「1日5梱ペースで5.6週間で駆け抜ける」ところまで(高2の夏休み前までに)漕ぎ着ければ、後はもう学校の授業だろうが英語の模試だろうが「辞書引きなしの速読即解の実戦訓練」としてバリバリ活用できるようになり、ライバルたちの羨む&教師も畏れる「英単語の達人」になれるはずです。
・・・一方、「大学受験まであと1年」とかの切羽詰まった段階から英単語対策を始めちゃったような受験生の場合、「とにもかくにも受験日までにA~D水準語を脳内に焼き付ける」ことを考えましょう ― 「E水準(ましてやF水準)」まで欲張る前に、「A~Dを(だましだましでも)とにかく頭に叩き込む」ことを至上命題とし、そのための日々の学習ペースを(他教科との兼ね合いも考えつつ)逆算で割り出してください。
・・・現実的には「E水準語抜きでの大学受験」はメチャクチャ厳しいのですが、英単語もこの水準になると、焦って短期間で暗記しようとしても脳味噌のキャパシティを越えて記憶の網から抜け落ちるばかりです ― 受験生にとって未知の英単語が容赦なく詰まった「E水準語」の制覇は「1日5梱で12週間(3ヶ月以内)」は(例外的に優れた人以外には)まず不可能でしょう・・・最も妥当と思われる「1日2梱ペース」なら「210日=7ヶ月」、現実的に可能な限界ペースに近い「1日3梱」でも「140日=4ヶ月半」はかかります ― 「焦って詰め込んだ挙げ句の果てに結局何も記憶に残らない」という悲惨な事態を避けるには、「早い段階から英単語学習に取り組み始める」のが得策と言えるでしょうね。
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・・・でもまぁ「のろのろカメ計画(1日1梱)」も「せかせかウサギ計画(1日5梱)」も、どっちもあまりに極端すぎますから、もう少し現実的な「1日2梱(=1週間で10梱=50問単位全問復習テスト2回分)」のスケジュールも御紹介しましょう:
★ごく普通の人の学習スケジュール★
●「月・火・水・木・金」各曜日「10問(1梱)を ― 連続2回(=20問/2梱)分 ― 朝・昼・晩」やる
・・・翌朝の学習は「前日暗記分の確認テスト(2梱分)」から始める・・・が、
5回分やった時点で(水曜に)出現する「50問単位全問復習テスト」は、週末(土・日)まではやらずに放置しておく
■「土曜日」には、月・火・水・木・金の5日分 ― トータル10梱(=100問/約300語)分 ― の「50問単位全問復習テスト(2回分=全100問)」を(朝・昼・晩)やり、弱点を確認&
克服
▲「日曜日」には、前日やった
今週分の「50問単位全問復習テスト(2回分=全100問)」をしつこく繰り返してやり、記憶を定着させる・・・のみならず、
前週分の「50問単位全問復習テスト(2回分=全100問)」もやって、その記憶の定着度を確認&補修する。
・・・上記の「常識的ペース」で地道に学んだ場合の所要期間は以下の通り:
A水準(2300語)
・・・中学校レベル(100梱:1000問)=10週間
B水準(3000語)
・・・高校入門レベル(140梱:1400問)=14週間(累積24週間)
C水準(4500語)
・・・高校標準レベル(200梱:2000問)=20週間(累積44週間)
D水準(2700語)
・・・大学入試初級レベル(140梱:1400問)=14週間(累積58週間)
E水準(6500語)
・・・大学入試標準レベル(300梱:3000問)=30週間(累積88週間)
↑ 大学受験レベル英単語は<88週間(616日)=1年半ちょっと>で修得 ↑
F水準(5700語)
・・・国際英語試験(超難関大学)レベル(250梱:2500問)=25週間(累積113週間)
↑ TOEFL/TOEIC受験レベル英単語は<113週間(791日)=2年2ヶ月>で修得 ↑
↓ 以下の2レベルは、オマケ ↓
G水準(5789語)
・・・MISCELLANY(雑)(230梱:2300問)=23週間(累積136週間)
H水準(926語)
・・・ S L I V (Slang:俗語/Informal:非標準語, Latin:ラテン表現, Interjection:間投表現 & Vulgar:卑語)(40梱:400問)=4週間(累積140週間)
・・・『QFEV』は、<A・B・C・D> / <E・F・G・H>の2講座に分かれており、それぞれ「1年契約」なので、両講座を受講した時点で「受講期間=2年間」となりますから、上記の「常識的な(週10梱)学習スケジュール」なら、受講期間内にきちんと「大学受験レベルまで(半年近く残して)クリア」できる計算になります。
・・・高校生の場合、<A>・<B>あたりの楽勝水準の英単語は「1日2梱の常識的ペース」なんてのどかなことは言わずに「1日5梱(あるいは10梱・15梱)の'鬼ペース'」で駆け抜けられる人が多いはずですから、
2年間の受講期間内に「TOEFL/TOEICまで完璧対応の<A・B・C・D><E・F>全領域制覇!」も夢ではありません
(・・・まぁ、受験生の場合、他にもやるべきことがいろいろあるはずなので、<F>に手を出すのは大学生になってからでいいとは思いますが・・・)
。。。参考までに紹介しておくと、ZUBARAIE LLC.(合同会社ズバライエ)のWEB講座はどれもみな「1講座=1年契約」、受講期間は「受講契約した講座数 × 年」で計算され、一度受講した講座は「他講座の受講期間内は(追加料金なしで)受講可能」です ― 受講有効期限が切れそうになったら、切れる前に別講座を1つ ― 『英文法基礎編)BEG』でも『英語構文中核編)ESSE』でも『英語構文上級編)ESSA』でも『扶桑語り)古典文法・古文単語・和歌修辞法完璧修得システム』でも ― 新たに受講すれば「さらにまた1年間(これまでに受講した全講座を)学び続けることができる」という受講生のお財布に優しい(他の営利企業ならまずやらない「金儲け度外視/学習継続支援」の)システムになっています。
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「楽勝な<A>・<B>も難単語揃いの<E>もぜんぶ一緒くたに<1日2梱>というのは現実的ではない」と感じる(高2以上のレベルの)受講者なら、次のようなスケジュールはいかがでしょう?
A水準(2300語)
・・・中学校レベル(100梱:1000問)
●1日10梱(各週50梱)=14日(2週)
B水準(3000語)
・・・高校入門レベル(140梱:1400問)
●1日5梱(各週25梱)=42日(6週)(累積56日)
C水準(4500語)
・・・高校標準レベル(200梱:2000問)
●1日3梱(各週15梱)=98日(14週)(累積154日)
D水準(2700語)
・・・大学入試初級レベル(140梱:1400問)
●1日1梱(各週5梱)=196日(28週)(累積350日)
E水準(6500語)
・・・大学入試標準レベル(300梱:3000問)
●1日1梱(各週5梱)=420日(60週)(累積770日)
↑ 大学受験レベル英単語は<770日(110週)=2年+40日>で修得 ↑
F水準(5700語)
・・・国際英語試験(超難関大学)レベル(250梱:2500問)
●1日1梱(各週5梱)=350日(50週)(累積1120日)
↑ TOEFL/TOEIC受験レベル英単語は<1120日(160週)=3年+25日>で修得 ↑
↓ 以下の2レベルは、オマケ ↓
G水準(5789語)
・・・MISCELLANY(雑)(230梱:2300問)
●1日1梱(各週5梱)=322日(46週)(累積1442日)
H水準(926語)
・・・ S L I V (Slang:俗語/Informal:非標準語, Latin:ラテン表現, Interjection:間投表現 & Vulgar:卑語)(40梱:400問)
●1日1梱(各週5梱)=56日(8週)(累積1498日)
↑ <G:雑>・<H:卑俗>まで含めてトータル<1498日(214週)=4年+38日>で修得 ↑
●<A>を「1日10梱、2週でクリア」は、ムチャに見えても意外とあっさりクリアできるはず。
●<B>の「1日5梱」は、もう少しペースを上げることも可能でしょう。
●<C>の「1日3梱」は、高2生あたりなら
妥当な目標だと思いますが、
頑張って「1日4梱」に増やせば「98日⇒70日」(4週間分)の期間短縮が可能です。
●<D>・<E>以降は
難易度が高いので、「1日1梱」のじっくりスケジュールにしてみました・・・このあたりは各受講者の'予定'と'現実'との綱引きで微調整してもらって結構ですが、あまり
焦って「1日3梱以上」にはしないほうが良いと思います・・・
★「1日5梱/週25梱」の'鬼ペース'は、一番最初に覚え込む際には(ラクな<A>・<B>水準以外では)相当ムチャなスケジュールですが、一度覚えた(はずの)英単語群をまとめて一気に復習する際には妥当なペースと言えるでしょう ― 猛者なら「復習時は1日10梱」(<A>・<B>水準あたりならその倍ぐらい)も'現実的なスケジュール'としてサクサクこなすはずです。
◆
◆
◆
・・・どうです? あなたも自分なりの学習スケジュール、立ててみたくなってきたんじゃありませんか? ― 「立てたはいいけど、立ち行かない、
捕らぬ狸の皮算用」に終わるのが
世間一般のフツウの教材のオチというものですが、三択クイズの『QFEV』では逆に'計画倒れ'に終わるほうが難しい・・・はず・・・だと思うんですが、いかがでしょう?
★☆ 「1梱=10問」 / 「5梱(50問)単位の確認テスト」を基軸に構成された『QFEV』は、学習者の予定・力量に合わせての柔軟で緻密な「週単位学習計画」を幾通りも構築できる&確実に実行できる「魔法のフォーマット」なのです! ☆★
・・・あれこれ考え合わせると、『QFEV』での英単語暗記開始時期としては 高校2年への進級間近の春休み(以前) が望ましいということになりますね。
余裕を持って学ぶにこしたことはありませんが、たとえ短期間の棒暗記でも「類義語・対義語・類音語・類形語」の連想の鎖で英単語が脳内に納豆のごとく絡み付くように作られている『QFEV』で勉強したあなたは、フツウの英単語集で普通以上に猛勉強した受験生よりも、英単語に関しては ― 語彙の絶対数でも"単語勘"の面でも ― ズルいぐらい圧倒的に有利な立場に身を置くことになるはずです。
。。。ここまでに
紹介したのは
「『QFEV』を用いての<日々の英単語学習>」のやりかたについてでした ― この後は、
「『QFEV』を用いての<世界一シビアな英単語実力判定>」について解説します:
<11><基本学習(10問)チャレンジ>に用意された問題のすべてに回答し終えると、次の3種類の"範囲無制限の巨大問題群"が追加されます:
<全問対象(MAX50問)ランダムテスト>
・・・全学習範囲からランダムに50問出題されます・・・範囲無制限のこのテストは「入試問題」そのもの ― あなたの実力が(過酷なまでに)正確にわかります。
<全問対象(MAX100問誤答即終了)連続正解マラソン>
・・・全学習範囲からランダムに100問出題されます・・・が、不正解の選択肢を選んだ時点で打ち切りになります ― 100問すべてに正解できずに途中打ち切りの憂き目に遭った場合は、[NEXT⇒(次の問題へ)]を押す前に[CANCEL(問題回答中止)]を押して証拠隠滅の上、再挑戦しましょう。
<全問対象(正解数獲得合戦)3分間タイムトライアル>
・・・全学習範囲からランダムに出題されます ― 3分間で何問正解できるかの「点取り合戦」ですので、[解説を読む]ことなく超高速でひたすら正解選択肢を選び続けてください。
・・・これら3種の"メガクエスチョン"はまさに"acid tests:極めて厳格な試験" ― 出題範囲が絞れない実際の試験で自分がどの程度のパフォーマンスを発揮できるかを示す(この世の中にこれ以上正確な指標はあり得ない、と言えるほどの)
完璧な目安になるものです。
・・・範囲を限定しないこれらの巨大問題群で「全問正解」を達成するのは、さすがに困難です・・・ので、これら3種のメガクエスチョンに関してだけは「正答率100%以外の成績は残さない!」というポリシーは捨ててもいいかもしれません・・・が、<範囲限定(50問単位)全問復習テスト>で常に正答率100%を叩き出すところまで実力を
蓄えてから
臨めば、<範囲無制限巨大問題群>に
於けるパフォーマンスも
自ずと100%に
到達できるはず ― その自信が付くまで、メガクエスチョンには手を出さないのが賢明な態度でしょう。
・・・
「ズバライエ三択クイズ(STQ)」では、[CANCEL(問題回答中止)]を押せば、"不本意な成績"を残すことなく何度でも再チャレンジが可能です ― 問題は、
「100%近くまでがんばったんだから、それでもういいや」と
納得してしまうか、
「がんばれば100%にできるのに、それ以下に甘んじるのはイヤだ!」と感じるか、あなたがどちらの体質の持ち主かということ ― あなたのその体質は、逃げも隠れも出来ぬ「成績表」の数値の上に、はっきりと現われる(そして一生残る)ことになります ― これら3種の<範囲無制限デスマッチ>の正答率に100%の実績を残すということは、「いつどこから襲って来るかも知れぬ難敵の数々との
遭遇戦でも決して負けない実力者の
証し」であると同時に、「
完璧を目指す
気概の持ち主であることの証明書」になるのです。
・・・世間でよく聞く「
完璧な人間なんていない」という
台詞は、"向上のための必死の悪あがき"を放棄した
自堕落人間の自己正当化として語られるばかりの
陳腐な
逃げ口上にすぎません ―
「完璧な人間はいない;が、完璧を目指して足掻き続ける人間は、いる」のです ― あなたは、
前者の"
逃げ組"か、
後者の"
足掻き組"か ― どちらに属する人間かは、これら3種の範囲無制限問題集の成績表に残る数字を見れば、一発でわかります・・・少なくとも、この『QFEV』の創造者である之人冗悟(のと・じゃうご)は、そう考えます ―
『QFEV』や
『ENGRAM: BEG /・ESSE /・ESSA』や
『扶桑語り』といった
網羅的・体系的な学習教材作成という
難行・
苦行に
挑む資格者は、<全問対象(MAX50問)ランダムテスト>や<全問対象(MAX100問誤答即終了)連続正解マラソン>や<全問対象(正解数獲得合戦)3分間タイムトライアル>といった"知性のフルマラソン"に
於いて「100%以下の成績は残さない人」だけなのです。。。まぁ、皆さんにそれを望むわけではありませんが、
もしあなたが「ZUBARAIE(ズバライエ)で(之人冗悟と)仕事がしたい!」というような風変わりな野心を持っているのであれば、「STQの成績表に1つでも100%以下があれば、アウト!」だと思ってください(・・・
本田宗一郎とか
Thomas Edisonとか、この之人冗悟と同じ厳しい要求水準を持つ創造的挑戦者たちは、仲間選びをする際にはきっと「君のSTQの成績表を見せてくれ! それで君の魂のベクトルはわかるから」と言うはずですよ・・・)
。。。ここまでで『QFEV』の全容の解説は終了しました・・・が、実際に『QFEV』を用いて英単語学習を始める前に、必ず読んでおいてもらいたい「
心得」がありますので、プレイを始めるのはもうちょっと待ってください:
■QFEVプレイ上の大事な心得■
★QFEVは「クイズゲーム」ではなく「復習ツール」★
ただの「ゲーム(クイズ)」なら、「正解選択肢次々選んでパーフェクト(100点満点)取りまくる」だけでいいでしょう・・・が、
「QFEV三択クイズ」をそんな形でプレイしたって何の学習効果も得られません!
「正解選択肢を選ぶ」のは当然として、大事なのはその後です ― 選択肢を選んだ後に出る
[解説を読む]ボタンを押し、各選択肢に関する学習内容の詳細な解説をじっくり読んで
脳裏に焼き付けてください。
「何度も何度も教科書開いて復習」というガリ勉はできない人でも、「何度もゲームするうちに自然に反復学習」できるようにする ― それこそが「QFEV(をはじめとするズバライエ三択クイズ=STQ)」の真価なのです。
人間は(コンピュータと違って)、一度覚えた事でも時間が経てば忘れたり、記憶が混乱して間違った認識に
陥ったりする生き物です・・・覚えた(つもりの)学習内容は ― 物忘れ&うろ覚えに
陥ったタイミングを
見計らって ― 「ゲーム感覚で反復学習」できる「QFEV三択クイズ+
[解説を読む]」を用いて定期的に(何度でも)brush-up(記憶のサビ落とし)しましょう!
大事なことなのでしつこく言います ― クイズに正解するだけでは何の意味もありません; [解説を読む]ボタンを押して各選択肢に関する学習内容の詳細な解説を何度も目と頭に焼き付けるドン臭い努力を重ねなければ、「STQ三択クイズ」を10回やっても百回やっても効果はゼロです!
・・・特に気を付けてほしいのは<50問単位全問復習テスト> ― <基本学習10問チャレンジ>でクリアした問題ばかりということでスイスイ正解を重ねるうちについつい[解説を読む]ほうがおろそかになりがちです・・・が、「反射的に正解選択肢を選べるようになった」だけでは何の自慢にもならぬばかりか全くの時間のムダ! ― 「単語集を繰り返し目にすることで語義を脳裏に焼き付けること」だけが目的(三択クイズはあくまでそのための「手段」であって「目的」ではない)ということを一瞬たりとも忘れずにプレイしてください。
★「全問正解パーフェクト!」以外の成績は残すべからず!★
『QFEV』のテスト結果は(受講者ごとの)「成績表」にしっかり記録されます。
過去の成績表に1つでも「100%以下」があると、継続的挑戦意欲が致命的に削がれます(ホントです!!)・・・やる気をなくさぬためにも、
「1問でも不正解があれば(!記録は破棄して!)最初からプレイしなおす」姿勢を徹底して
貫きましょう!
学校のテストと違って、ズバライエ三択クイズ(STQ)で「100点満点」を取るのは簡単です・・・そもそも、一般のテストは「未知の問題相手の<知識レベルの腕試し>」ですから80~90%も取れれば立派なものですが、STQは「たったいま学んだばかりの内容の<理解度確認テスト>」なのですから100%でなければ話になりません!・・・である以上、「100%パーフェクト以外の成績は決して残さない」のは当然、「成績表に記録された100%以下の数字は"汚点"以外の何物でもない="真剣に学ぶ気のなさ"の動かぬ証拠なのだから」と思ってください。
成績が残る「本番モード」に挑むのは、「練習モード」で全問100%正解できる素地を作ってからにしましょう ― 換言すれば、まず最初に「練習モードで学習」した直後に「本番モードで復習」するところから始まるのが「QFEVの正しい学び方」ということになります・・・そのための方法は、以下の通り:
★QFEV(初回)挑戦時の正しい作法★
<1>スタートページで[2 CHOOSE FROM LIST(問題リストから選択)]を押してターゲットとなる問題を開き、1問も回答することなくすぐさま[CANCEL(問題回答中止)]を押してスタートページに戻ります。
<2>スタートページで[1 REPEAT PREVIOUS(前回の問題を復習)]を押して、先ほど無回答のまま閉じたターゲット問題に「(成績の残らない)練習モード」で挑戦します。
<3>「練習モード」で全問100%正解できるところまで学習内容が(とりあえず脳内短期記憶領域に)定着したところで、改めてスタートページで[2 CHOOSE FROM LIST(問題リストから選択)]を押して「本番モード」で同じ問題に挑戦、100%正解できたら堂々とその記録を成績表に残します・・・たとえ1問でも不正解したら最初からやり直しましょう ― 「めんどくさい」とか言わないように ― 不正解喰らった事項は「あなたの弱点」、それが判明したのは"吉"、その弱点を明確に意識して正しい形で脳裏に強烈に焼き付けることができれば"大吉"なのですから!
《正解率100%》のごほうび
。。。問題選択画面に
《 完 》が付くたび、
受講期間1ヶ月延長
のごほうび(
PARFAIT GRAZIE:パフェ・グラッツィェ!)が(自動的に)もらえます!
(・・・例えば、『扶桑語り』受講者が12ヶの問題群ぜんぶにパーフェクトを達成すれば《1年間》の受講期間延長(=つまり、受講期間倍増)となります!)
・・・これでもう「100%以下の成績なんて、絶対残せない!」でしょ?・・・
『QFEV』をプレイする上で必要最低限の情報は、以上です。
実際にプレイしてみたい人は、[見本版を開く]ボタンを押してください:
『Quick Fix English Vocabulary:QFEV(速成英単語)』
三択クイズ-見本版-
以下は、『QFEV』の成立事情についての細々とした情報・・・興味のある方だけ、お読みください。
■『QFEV』の成立事情■
「Quick Fix English Vocabulary(QFEV):速成英単語」は、構想(1986年)から公開版完成(2021年)に到るまで、膨大な時間と労力をかけて熟成された「英単語暗記支援システム」です。
。。。2021年公開版の後、すぐさま(2年間かけて)
<収録語数圧縮(3万3千語⇒3.1415語)>
<難易度水準細分化(A~Fの6段階⇒A~Hの8段階)>
(その他「ルビ(ふりがな)振り」・「〖〘参照語〙〗追加」等の改訂)
を施しています
●完成までに33年・・・なんでこんなにかかったか?
一言でいえば、「フォーマットの確定」までに
膨大な時間と労力を費やしたからです。
まだ「
ベルリンの壁」も「
ソビエト連邦」も崩壊していない1987年12月、
英熟語を効率よく覚え込むための「全90から成る意味類型別カテゴリー」を最初に考案して以来、数多くの改変作業を経て、ようやく
公開版に行き着いたのが2021年
(・・・その後すぐさま2023年改訂版に・・・)・・・足かけ30年以上の
紆余曲折を経て、「考え得る限り最良の短期速成英単語暗記用教材」として「Quick Fix English Vocabulary(QFEV)」を公開できる運びとなりました。
★意味類型別カテゴリーと英単語(英熟語)収録総数の変遷★
<1987年12月> 90カテゴリー
・・・一番最初に作り上げたのは、<英熟語>を大学受験生に暗記させるためのフォーマットでした。この
意味類型別分類の90の枠組みで構成された10分冊のテキストを用いて、総数2166の英熟語を2週間の短期集中講座で一気に覚え込ませようという野心的(というか
無謀?)な
試みは、当の受講生達にとってどの程度まで実になったかいささか
怪しい'
ワープ工法'ではありましたが、その作成者にとっては実に実り多いものでした ― 作者が従来から
抱いていた
「膨大な英単語や英熟語の暗記には、類似の(または対照的な)意味のものをまとめて扱う<カテゴライズ>が有効」という感覚は、この教材作りの過程で
確固たる"信念"に変わったのです。
<1988年10月> 40カテゴリー
・・・前年の<英熟語>用90カテゴリーを40へと再編したフォーマットに乗せて、<英単語集>(大学受験用ミニマム6796語)を作りました・・・まぁ、"単語集"とは言っても、ただ単に英単語を
列挙しただけで、発音記号もなければ和訳すら付いていない<要チェック英単語リスト>に過ぎない
代物でしたが、この1988年版がその後30数年に渡る英単語学習用教材との取っ組み合いの日々の出発点となったのです。
<1991年> この年、東京・巣鴨に小さな英語塾を開校
<1993年10月> 40カテゴリー(英単語10005語)
・・・5年前の<英単語リスト>収録総数「6796」がいささか心細かったので、「10005」へと大増量しました;が、40カテゴリーはそのままです。
<1999年> この年、東京・巣鴨の小さな英語塾を閉鎖
<2004年7月> 35カテゴリー(英単語19214語)
・・・ほぼ10年ぶりに意味類型別カテゴリーを「40⇒35」へと再編、
併せて収録英単語数も「10005⇒19214」とほぼ倍増しました。
<2013年2月> 10カテゴリー
・・・ほぼ10年ぶりにカテゴリーを「35⇒10」へと大幅に縮小(しつつ約2000の小区分に細分化)しました;が、収録単語数はそのままです(・・・この時期、<英文法教材>の作成作業で
忙しく、<英単語集>には手が回らなかったのです)。
<2019年1月~2021年10月> 10カテゴリー(英単語33000語)
・・・カテゴリー再編後(英文法教材作成作業等に
忙殺されたため)手つかずだった収録英単語の見直しを行ない、最終的には「19214 ⇒ 33000」の増量となりました
(但し、後述するように、この見かけ上の数値増大にはちょっとした錯覚があり、実質的にはそれほどの大増量ではありません) ―
「10」の大枠カテゴリーの下のサブカテゴリー数は「100」、意味類型別にいくつもの英単語をまとめて収めた最小単位のグループ数は全部で「1780」に
及びます。
上に
記した大きな<カテゴリー改編作業>のたびに(2013年のものを除き)収録英単語の増量が行なわれていますが、その具体的過程は次のような(
偏執狂的に
緻密な体質と超人的忍耐力がなければ
到底不可能な)骨の折れるものでした:
●「学習用英和中辞典」(収録語総数10万語以上)に収録された英単語とその語義を("A"から"Z"まで)「日本人英語学習者が暗記するに
値するか
否か」の観点から1つ残らずチェック、「要暗記英単語」と判定されたものについてはその「重要度水準(最終的にはA~Fの6段階)
(2023年改訂版ではA~Hの8段階)」を独自に決定した上で、データベースに記載
・・・チェックした英和中辞典の数は2冊ほどでしたが、「数千語程度の英単語集」とは異なり、「10万語超の英和中辞典」ともなると、どの辞書を選ぼうとも「要チェック英単語」の網羅性は同等に確保されていることが確証できたので、3冊め以降のチェックはやめました ― 違いがあるとしても「ヲタク水準の英単語」ばかりなので、何十冊チェックしても無意味だからです・・・
・・・この作業により「英単語集の収録単語数」は
徐々に増殖、「これだけ覚えれば
大丈夫!」の安心感が高まります。
。。。ようやく2021年末に<A~F水準33000語版>の公開に漕ぎ着けたと思ったら、そのすぐ後にまた<A~H水準31415語版>への改訂作業。。。というあたりから推測してもらえばわかるでしょう ― この種の改訂作業をもう数限りなく(20回近く? それ以上とは言わないけれど、我ながら異常な頻度で)重ね続けて今に至っているのが『QFEV』なのです。。。
●「単語集に収録する価値あり」と判定された英単語(の代表的語義)の該当する「意味類型別カテゴリー」をデータベースに記載
・・・この作業により「意味類型別カテゴリー」の精度は着実に高まります。
・・・この<カテゴリー配列>を英単語集に採用することで、<アルファベット順>とか<品詞別>とかの機械的配列や、<試験にでる順>とかの
恣意的でアテにならぬ配列で英単語を
列挙するだけの単語集とは比べものにならない「本当に覚えやすい英単語集」が作れるのです!
・・・「同様の意味を持つ英単語たち(類義語グループ)」をまとめて覚え込む「意味の
芋づる方式」により、「
忘却に強い
語彙作り」が可能になります。
・・・「対照的な意味を持つ英単語たち(対義語グループ)」と
隣り合わせで覚え込む「意味の
鏡写し」により、「立体的なword picture(単語イメージ)の構築」が可能になります。
<例>
カテゴリー『取得』 <A> get / take <D> acquire / download / obtain / skim <E> gotcha
カテゴリー『喪失』 <A> lose <D> stall
カテゴリー『入手不可』 <D> unavailable
カテゴリー『所有』 <A> have / own <D> possess <E> proprietary / the haves
カテゴリー『独占』 <D> monopoly <E> buyout
●完成した「英単語(意味類型別カテゴリー+重要度水準付き)データベース」は、見直し(最低1度、初期段階では2度~3度)を通して「意味類型別カテゴリーの合理化」および「重要度水準の整合性チェック」を行なうことで、より
完璧に近付ける
・・・
地味でシンドくて、できることならやりたくない(カテゴリーや収録語の新規作成や再構築の場合のような創造的喜びのかけらもないひたすら事務的でsoul-destroying=心が折れそうになる)作業ですが、これをやらないと単語集作りの仕事は完結しません ― しかも、ダラダラ時間をかけてやったのでは「この語はどの意味類型カテゴリーに属するか?」も「この語の重要度水準はどのレベルか?」も
次第に
漠然と
霞んでしまうので、やり始めたら
一気呵成に駆け抜けなければ仕事の精度が
著しく落ちてしまいます・・・しかしながら単調そのものの
罰ゲームみたいな作業なので、一日の実質作業時間は5~6時間が限界("創造"なら一日中でも苦になりませんが、"事務処理"は長続きしない)、持続期間も2~3ヶ月が忍耐の限度・・・そんな「シジフォスの岩転がし」めいた
拷問のように単調な確認作業の数ヶ月間を(
十指に遠く余るほど!)繰り返して練り上げられた「日本人英語学習者のための要暗記英単語リスト(全33000語/1780グループ)」 ― それが「Quick Fix English Vocabulary(QFEV)」なのです!
。。。2023年改訂版の収録語総数は(円周率の一万倍の)「3.1415語」まで圧縮しましたが、「グループ分け」に変化はありません
もちろん、「要暗記英単語か
否か」の判定には作業者(=之人冗悟:のと・じゃうご)の主観が入りますから、「こんな英単語、いらない!」と思って切り捨てたものが「実は、英語世界では要チェックの単語だった」という事態も起こり得ます ― そうした
疎漏を可能な限り減らすための
方便として、『TOEFL / TOEIC によくでるン千語』みたいなタイトルの市販英単語本を
折々入手、そこに
収載された英単語は(よほどトンチンカンなヤツでない限り)「要暗記英単語データベース」の一員に加える作業をシコシコ繰り返しています・・・「Fレベル(=よほどのヲタクでないかぎり用無し語)」に入っている「なにこれ?!」的な英単語(やらラテン語表現やら)の多くはそうした
出自を持つものと思ってもらって結構です。
。。。2021年版では<A~F>の6段階だった難易度水準は、2023年改訂版では<A~H>の8段階に細分化されたので、上の記述にある「なにこれ?!的英単語の巣窟」は、2023年改訂版では<G>および<H>へと読み替えてください。。。
上の述懐を見て、この種の作業に従事した経験のない人はきっとこう感じることでしょう ― 「一人でシコシコやってるから30年もかかるんだよ、数人~数十人のスタッフで手分けして効率よくやれば、数年で完成する仕事なんじゃないの?」・・・それが、そうはいかないのです・・・ちょっと頭を働かせて想像してみてください ― 「英検二級レベルのAさん」と「英検準一級レベルのBさん」と「英検一級レベルのCさん」と「国連英検A級レベルのDさん」と「国連英検特A級レベルのEさん」の5人が、「英単語およびその語義1つ1つの難易度等級分け作業」を分担したら、「Eさん(国連英検特A級)の考えるA水準(=基礎の基礎レベル)」が「Aさん(英検二級)の考えるE水準(=大学受験レベル)」になる、といった事態が頻発して、作業効率が5倍になるどころか、効率以前の問題としてまったく仕事になりません!!・・・それどころか、この種の作業の「基準値」は、全く同じ作業者一人の中に於いてさえ「1年も2年もダラダラ時間をかけてやっていたら、作業開始直後と、中盤と、終盤とで、かなり違うものになってしまう」のです!!そうした「基準値のバラつき」を均すには、同じ作業員が、同じ作業に、何度も何度も従事して「熟れる(こなれる)過程」が必要不可欠なのです ― そうした「熟れた均準化」を経ていない仕事の質は、残念極まる稚拙な代物へと堕して、ロクな使い物になりません ― だからこそ「普通の人間には到底耐えられないような偏執狂的な短期集中作業」と「普通の企業のプロジェクトとしては絶対あり得ないようなやり直し作業の繰り返し」が必要なのです(まぁ、それにしても「30年以上」はいささかやり過ぎですが)・・・このあたりの真理は、実際この種の作業に従事した経験がない人には体感的に納得できる道理もないことですが、実際執拗に(十指に余るほど)その種の作業を繰り返しているこの之人冗悟(のと・じゃうご)、はっきりと断言させてもらいます ― 『QFEV』のような完璧な作品は、たった一人の常軌を逸した努力の蓄積の中からしか生まれない / 何人もの作業員のチームワークでは(たとえそれら作業員の知的水準がいかに高いレベルで均質化されていたとしても)真の傑作は創出不可能・・・いささか自慢めいて響くでしょうが、それが「"芸術"的創作にまつわる根源的真実」なのです。
●そもそもなんで独自作成の「意味類型別カテゴリー&重要度水準」に基づく「英単語集」を作ったのか?
市販(
既存)の「単語集」や「カテゴリー分け(Rogetの"Thesaurus"とか)」に、「英単語集として
依拠するに足るもの」が一つも存在しなかったから、自作するしかなかったのです。
この作者(之人冗悟)は、大学受験生に「体系的な英文法教育&英文読解法」を
指南する立場に長く身を置いてきた関係上、「文法&読解」以外の分野での"
お勧め本"を教え子や
親御さんから問われる場面も当然多かったわけですが、「英熟語集」や「英作文練習本」にはそれなりに頼れる
市販本が存在したものの、「英単語集」としては「どれもこれも収録語数が
致命的に足りない!」ものばかりで、何一つ"
お勧め"できるものはありませんでした。この状況は今も今後も永久に変わりません ―
「市販の(紙本の)英単語集」では「現実の英語(はおろか、英語試験でさえも)」に満足に対応できる水準の語彙の構築は不可能なのです ― 理由は単純 ―
<現実的に必要十分な英単語を網羅したリスト>はあまりにも膨大なものになりすぎて、<学習者を萎縮させるばかり>&<市販の紙本としては巨大すぎて売り物にならない>のだから、そんなものが市販本として世に出回る道理がないのです。
一冊ではなく"
十分冊"とかに細分化すれば一応「書店の店頭に並べられる
体裁」にはなりますが、
一冊買って読んだだけでは何の意味もないそんな
大河小説じみた英単語本連作シリーズを(著者や出版社はともかく)英語学習者が喜んで受け入れるとは
到底思えません・・・「本」の
体裁にこだわる限り、「必要十分な英単語を
網羅したリスト」の提供なんて、現実的に無理な話なのです。
そもそも、そうした「
完璧な英単語リスト」を作る仕事がどれほど大変なことか ― それを実感できるのは、足かけ30年以上の年月を費やしてようやく
納得できるリストに
辿り着いたこの作者(之人冗悟:のと・じゃうご)のような
常人離れした
執念と忍耐力を持った「語学屋」だけ・・・ですが、語学の仕事に
疎い人でも、紙でできた英和辞典
一冊端から端までパラパラ超高速でページをめくる退屈な
暇つぶしに
挑んでみれば、おおよその想像はつくでしょう・・・あまりに大変すぎる仕事である上に、その仕事の成果が「市販の英単語集としては絶対に売れない」ことが構造的に確定しているわけですから、そんなヘンテコな仕事をする人間も会社も、存在する
道理がないのです(・・・ここに一人、そんな仕事に人生の半分以上を費やして
やり遂げた「
道理を無視した変人」がいますが、
当人が知る限り、こういうバケモノ的バカ者は他に一人も存在しません・・・)
そういう
次第で、紙本の形で入手可能な市販英単語集のどれ一つとして「現実の英語世界に対応するための
語彙構築教材」としては役者が(
致命的に!)足りないのです・・・ということで、「おすすめの英単語集は?」という問いに対しては「どの市販英単語集を選んでも同様にダメ;だから、自分がやりやすそうなの買ってきてテキトーに覚えて『とりあえず、やるだけのことはやった』という気分になりなさい」という"placebo(プラセボ=実質的効果がない単なる気休めのニセ薬)
処方"しかできない歯がゆさをず~っと
抱えていたこの作者としては、「本当にこれだけ覚え込めば自信をもって大学受験に
臨める英単語必勝リスト」の作成は、(英語の受験指導を開始した1986年以来)
積年の悲願だったのです・・・当時はまだ「その仕事の行き着く先の(完成したって絶対売れないという)
残酷な現実」をよく知らなかったこともあり、「ないものは、自分で作るしかない!」ということで、足かけ30年以上の"
執念の仕事"に
挑むことになったわけです
(・・・タイムマシンで過去に戻れるなら、『人生、棒に振るから、やめとけ』と自分で自分をたしなめるでしょう・・・けど、たぶん、聞く耳持たないでしょうね、この人は・・・)
一番最初(1988年10月)に作り上げた英単語集(6796語版)は、(準備期間まで含めれば2年ほどかかってはいますが)作成開始から完成まで半年ちょっとで仕上げました ― これは、当時入手可能だったありとあらゆる市販英単語集の収録語を
片っ端からデータベース登録し、前年末に完成した90の意味類型カテゴリーを40へと編成しなおした新規カテゴリーにあてはめた上で、「覚えておくべき品詞型([名詞][代名詞][動詞][形容詞][副詞][前置詞][接続詞][間投詞])をまとめて表示
(例:[名詞]image / imagination / imagery [動詞]imagine [形容詞]imaginary / imaginative / imaginable)」したものでした。
そもそもこのデータベース構築作業、
「単独で使い物になる市販英単語集」が一冊も存在しないのなら、「市販書ぜ~んぶまとめた英単語リスト」を作ってみたらどうか、という発想からスタートしたものだったのです・・・が、結果は実に無残なものとなりました ― そうしてとりあえず作成した
「市販英単語集収録語総まとめリスト」は、「どの英単語集にも掲載されている重要英単語の人気投票」に過ぎず、「ある単語集には載ってるけど別のやつでは無視」というような「中堅以下の英単語」に関しては、「市販の英単語集何十冊寄せ集めてみたところで、頼れるリストなんて出来っこない」という(まぁ、論理的に考えてみれば
自ずと明白な)結論に
辿り着いてしまったのです。
ともなれば、この「有名どころの英単語以外はザルからこぼれ落ちまくってしまった
疎漏だらけの英単語リスト」を補完する手段は、一つしかありません ―
「英単語集」ではなく、「英和辞典」の掲載語を片っ端からチェックして「単語集には載ってない要暗記英単語」を拾い集めることです ― ということで(作業時間節約のため)いわゆる「ポケット英和辞典」(収録語総数は5万語少々)のA~Zチェック(1冊のみ)によって「市販英単語集ではノーマークだった重要英単語」を可能な限り拾い集めて「より完全に近い要暗記英単語リスト」として(1988年10月に)完成した最初の独自作成英単語集の収録語数は「6796語」・・・2021年版の「33000語」と比べるといかにも少なめですが、先例の
「image / imagination / imagery / imagine / imaginary / imaginative / imaginable」などは全部まとめて「1語扱い」(7語にあらず)ですから、実際の英単語総数は「6796の数倍」になります。2021年版の「33000語」は先例の「imageグループ」を「7語」とカウントする形なのでかなり
膨張するわけですが、実質的な収録語数の
膨張の原因は『TOEFL / TOEIC によくでるン千語』的市販英単語本の収録語(や、それに準ずる「ヲタク水準」の難単語)によるもの(・・・
大方は「F水準」なので、「A~EまででOK」の一般日本人の英語学習者には関係ない
代物ですが)、『QFEV』の
根幹を成す「ABCD+E水準語(12740+11140語)」は、1988年成立の「40カテゴリー/6796語」の頃の姿と、さほど変わってはいません。
。。。「A~EまででOK」のくだりは2021年版も2023年版も変わりませんが、2023年版では「ABCD+E水準語」の総数は「12500+6500語」 ― TOEFL/TOEIC対応用の「F水準語(5700語)」は別立てカウント(2021年版では<E>の中に包含)となっています。
●そもそも「之人冗悟(のと・じゃうご)」って、何者?
『QFEV』作者の之人冗悟(のと・じゃうご・・・変名です)は、「語学屋」(&かなりの変人)です。
物心ついた頃から「文字」や「文章」が(「数字」や「
絵柄」よりも)しっくりくる典型的文系体質でしたが、「英語教育」を
生業とし始めたのは1986年頃 ― 当時の作者は、東京都内のとある
新参大学受験予備校に英語講師として
勤めていました。この予備校の売り物は
『高校生を3年間鍛えて東京大学に現役合格させること』 ― それなりの学力を持った有名高校の生徒達を相手に「学力伸張の実感」+「それなり以上の知的興奮」を与える授業をすることを各講師が真剣に追求しているような、実に珍しい予備校でした。しかし何よりも珍しかったのは、
この予備校には既定の「教材」がなく、授業を行なう講師が自らの力量の限りを尽くして作ったオリジナル教材による「自作自演の舞台興業」の形を取っていたことです。
大方の予備校には(学校と同様に)「既定の教材(≒教科書)」があり、それを用いての「プレゼンテーションの
作法」に各講師が独自色を打ち出そうと
懸命な
舞台パフォーマンスを演じます ― が、「
台本」はあくまで予備校側が用意するものであって、「<役者>としての<演技>の自由」こそあれ、講師の側による「
台本の独自改変」の余地は
乏しく、「100%自作の
台本」なんて普通はあり得ません・・・というよりも、「教材という名の
台本」が用意されておらず「講師各位で作成せよ」というような状況は、次の2つの理由から、かなり
無謀なことと言えるでしょう:
●予備校側の立場から言えば、講師自作の教材に任せたのでは、授業の品質を一定以上に保てる保証がない・・・ので、予備校側の「教材制作部門」が用意した「
台本」に合わせて「役者としての講師」をステージ上で踊らせる構図になるわけです。
●予備校講師の側から言えば、「この教材で授業やってください」と言われれば多少の予習だけで授業はできるが、「この水準の生徒達に合わせて教材作って授業してください」と言われては、超絶的技量を持つ"プロ中のプロ"以外は途方に暮れるばかり・・・
大方の予備校講師は単なる「役者」であって「
脚本家」ではないので、
「台本、自分で書いて、主役も張ってね」と言われたって、どだい無理な話なのです。
そうした無理難題とも思える「各講師の自作教材を用いた授業により高校生を3年間かけて
東大現役合格へ導く」というポリシーを
貫く極めて珍しいこの大学受験予備校での講師生活は、労働条件としては実に過酷なものでした ―
午後4時半~9時(2枠)、月曜~金曜(の約半分)に提供し続けねばならない英語の授業の教材は、仕事を終えて帰宅した午後11時頃から翌朝の3時~5時頃までかけて作成、出来上がってから午前11時まで短い睡眠を取り、午後1時に出勤、夜間~早朝に作った教材のエラーチェックを終えて授業の準備を完了したら、寸暇を惜しんで机に突っ伏して15~30分程度の仮眠を取って授業に支障が出ぬよう体調を整え、半ば"狂躁状態"のノリノリパフォーマンスで授業を乗り切って、休む間もなくまた翌日(できれば翌々日以降の分も)の教材作りに血眼の毎日・・・今から考えれば、よくまぁあんな
拷問のような"創作
自転車操業"の短時間睡眠の日々に耐えられたものだと、我ながら感心して(というか
呆れて)しまいます。
その地獄のような創作の日々は、しかし、3年ほどで終わります ― 『
東大現役合格』を売り物とする野心的方針で突っ走った例の予備校が、あれこれあって、解散の運びとなったのです(形式的には、中学・高校の"お受験"で有名な上部組織に"
併合"されて『小学部・中学部の"お客さん"に引き続き
御愛顧願うための"受け皿高等部"』へと姿を変えてしまったのでした)・・・『
東大現役合格』を目指す有名高校の生徒達を相手に「
台本作家・兼・主演俳優」として"トンガった
教場パフォーマンス"を演じていた「プロ中のプロ」の講師達の多くは、「中・高お受験塾」の
既存の教材で(というより有名中学・高校の過去の入試問題の
解法指南で)どうにかこうにか授業を成立させているだけの「小学部・中学部の"プロ以下のセンセイたち"」の侵入で授業水準が
致死的に低落してしまった「(予備校ならぬ)高等部」には
到底我慢ならず、ほどほどのところで見切りを付けて、
余所に活躍の場を求めて退職して行きました。
その「高等部」を自分が退職したのは、1988年前半・・・連日睡眠時間を
削っての教材作りの激務にもいい加減終止符を打たねば肉体的にも精神的にももう限界でしたから、もはや何の変哲も魅力もなくなってしまった「中・高お受験塾の延長線上の高等部」に対する
倦怠感は、逃げ出す
口実としては
渡りに船だったのです・・・そうして連日の授業&教材作りの自転車操業地獄から解放されたことで、それまで
多忙ゆえに果たせなかった「大学受験に必要十分な要暗記英単語リスト作成」の
大仕事へと
後先考えずに飛び付いて、その年の10月には完成を見ることができたのでした。
そうして完成した1988年(実質的に昭和最後の年)の「英単語集第一弾」の内容にも
納得できず、以後、足かけ30年以上に渡る改変作業の果てに、ようやく2021年公開版へと
漕ぎ着けるわけですが、その
偏執狂的な創作的
執念の
素地を作ったものは、やはり、約3年の短いながらも異常に高密度なあの「予備校講師&教材作成者としての"創作
奴隷"の日々」だったと言えるでしょう・・・実際、あの昭和の最後の日々以来、何か作っていないと生きてる気がしない体質になってしまったこの之人冗悟には、いわゆる"休日"とか"遊び"とかいうものが、ありません ― 土日も祝祭日も平日も夜も昼も(しばしば、夢の中ですらも)お構いなしに、常に何か新たなものを作ったり古い何かを作り直したりし続けていて、そうした創作活動が"仕事"である以前に"快楽の元"というか"断たれたら禁断症状でどうにかなってしまう創造的麻薬"と化しているので、そうした感覚を知らない"普通の人々"とは、"仕事"でも"遊び"でも、本源的に、接点がないのです・・・ゆえに、遊び友達もなければ仕事上のパートナーも持たぬ(ましてや"人生の
伴侶"とかいう
摩訶不思議な存在とも無縁の)完全なる
一匹狼の生活を送りつつ、その生き様に何の疑問も不自由も感じぬ特殊創作生命体 ― それが之人冗悟(のと・じゃうご)の偽らざる本質です・・・べつに"
孤高の創造主"を気取るわけではありませんが、こういう特異体質の持ち主には、それ以外の"普通の人々"と自分の違いが(皮膚感覚で)
否応なく痛烈に認識できてしまうので、自らの特異体質ゆえに他者に
迷惑をかけるのも好まぬし、その特異体質をただ興味本位で面白がる連中のオモチャになって遊んでもらおうというような気分も(
相手がよほどの美貌とかユニークなキャラクターの持ち主とかいうのでない限りは)まるで
湧いてこないので、仕事上でも私生活でも、ずっと一人で ― 創作のみを友として ― 生きています・・・創作のネタはまだまだ
沢山(この地球上での我が生物学的生命が尽きるまでの残り時間を総動員してもたぶん足りないほど)残っているので、今後も、誰かとつるんで生きるような"普通の人生"に転じることはないでしょう・・・それを今さら求めても年齢的に手遅れでしょうし、そうした部分が欠落している自分の人生を残念がる感覚も、この之人冗悟には完全に欠落しているのです(・・・そんなこと言ったって一般人には信じられないでしょうけどね)・・・
・・・そんなとびきりの"変人"の作った教材ではあるものの、
30年越しの
偏執狂的洗練を加えたこの「QFEV(速成英単語)」の効用は
揺るぎないものです ―
『芸術作品の真価は、それを創出した芸術家のパーソナリティとは切り離して考えるべきである』という真理を大勢の人々に知ってもらう上で、これ以上ないほど見事な実例になってくれることでしょう。
英語に少しでも興味関心のある日本人の皆さん、だまされたと思って、『QFEV』を使ってみてください ― 使う前と後とで、自分がまるで別人になった感覚を味わえることをお約束しますよ・・・
大丈夫、"別人"に化けると言ったって、フツウのみなさんが、作者の之人冗悟みたいな"変人"に変身しちゃう恐れはない(少ない)ですから、どうぞ怖がることなく常習的に「三択クイズ」にハマることで、「英語のできる日本人」への階段を
昇っちゃってください!
・・・それにしてもこの「QFEV:速成英単語」、公開可能版の完成までに、我ながら
呆れるほど長い、長~い時間がかかったものです・・・
― せっかく作っても膨大すぎて単語集としては売れない「要暗記英単語完璧リスト」を、いったいどうやって売ろうというの? ―
・・・初版(1988年)から公開可能版(2021年)まで33年もの
常軌を逸した長期間を要したのは、実に、この問題の解決法がなかなか見つからなかったからです ―
「完璧なる要暗記英単語リストは、完璧を期す過程で膨れ上がったその膨大なサイズゆえに、<単語集>としては売れない代物になる」 ― どうせ完成したって<単語集>として"売り物"にはならない<要暗記英単語リスト>を、それでも
性懲りもなく定期的に見つめ直しては増量したりカテゴリー改変したりを繰り返しながらも、
<英単語集>のフォーマットを取ったのでは、紙版であれ、WEB上の電子版であれ、提供できないという難題が常に
眼前に
分厚い黒雲のごとく
垂れ込め続ける状況下では、創作意欲も
陰るのが当然というもの・・・いきおい、「<英単語集>以外(英文法 / 日本の古典文法・古文単語・和歌修辞法)の教材作成作業」に傾倒したり、「<教育>以外の趣味的
文物」(百人一首解説 / The Beatles全曲解説 / 短編小説作り / etc,etc.)にかまけてみたりしながらも、
積年の
宿願とも言うべき「本当に役に立つ英単語習得用教材」を完成させる野心は、長いことくすぶり続けるばかりで、本格的に着火することがありませんでした・・・
その創作的野心に火が着いたのは、「Perl言語によるCGI(Common Gateway Interface)」という"新たな創作ツール"に手を伸ばしたのがきっかけでした ―
「分厚い電話帳みたいにデーン!と眼前に鎮座する<巨大英単語集>の無数のページ群」として提供したのではまったく無意味な<要暗記完璧英単語リスト>も、「ゲーム感覚で毎回新鮮な気持ちで挑戦できる<三択クイズ>」として学習者の眼前に「3万3千語まとめて」ではなく「3語ずつ」提示できれば、その圧倒的分量で学習者を萎縮させることもなく、「ゲームならではの常習的反復性」を「語学に必須の反復学習」に直結させることで、「紙本の英単語集では絶対不可能な理想的学習環境提供ツール」へと昇華可能なのではないか? ― そうして生まれたのが、『QFEV』の構造的
根幹を成す「三択クイズ(STQ)」のCGIプログラムです。
「文字」は好きでも「数字」はキライな文系体質の之人冗悟にとって、「Perl言語による<三択クイズ>プログラム作成」という数学的
命題の解決には、たっぷり1年以上の手習い期間が必要でした・・・が、それなりの苦闘の末に完成した
「三択クイズ(STQ)」のフォーマットは、懸案の「英単語習得用」にも、それ以外の「語学教材の理解度確認用」にも、感動的なまでに効果絶大な魔法の枠組みであることが実感できたのです!o_o!
「STQ三択クイズ」のCGIプログラムの"バグ取り(=エラーチェック&修正)"が(ほぼ)完了したのが2018年1月、以後、『古文修得用WEB自学自習教材―扶桑語り―』や『英文法基礎編(BEG)』・『英語構文中核編(ESSE)』といった教材群の「学習内容確認用三択クイズ」を次々完成させて後、いよいよ本格的に「3万3千語の英単語習得用三択クイズ」の作成作業に着手したのは2019年の1月・・・あとはただもうひたすら、COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の猛威が全世界を席巻する中、
度重なる緊急事態宣言による
外出自粛モードがすっかり
常態化した世の中で、外出する気もさらさら起こらぬ創作的熱病に
取り憑かれての33ヶ月の作業を経て、「QFEV(速成英単語)ABCD/EF水準」の公開可能ヴァージョンの完成を見たのは2021年9月末 ―
<単語集>の枠組みを捨て去り<三択クイズ>の形態へと変身することで、3万3千語もの膨大な英単語の反復学習教材としての生命を手にした「空前絶後の英単語暗記用教材<QFEV>」 ― その完成をもって、33年間の
宿願(というより、
妄執)がようやく晴れた気分のこの之人冗悟は、「
克服不能に思われた<英単語>という
眼前の
黒雲」をこの「三択クイズ」で見事クリアすることで同様の晴れ晴れした気分を一人でも多くの日本人英語学習者に味わってもらいたい!と切望してやみません・・・
・・・が、この「英単語(!
完璧!)学習用教材」は既にもう完成済み ― 常に新たな何かを創作し続けねば生きていられない体質の之人冗悟の興味関心は、既にもう次なるターゲットである『英語構文上級編:English Sentence Structure: ADVANCED(ESSA)』の作成(正確には、1990年代に作成済み教材の
改訂)作業へと移っています
(後日追記:2021年9月末着手⇒2021年12月初旬完成)・・・そしてその完成後は、『(<三択クイズ>の形態を取った)要暗記英熟語(idiom)
完璧リスト』の完成をもって、「語学屋」としての一連の教材作成過程の完結を見ることになるでしょう・・・既に収集済みの収録候補熟語群のグループ化&最終確定までにあと1年+α、各熟語に例文を割り振る作業に更に3年+α、
ドンブリ勘定であと4~5年で「語学屋としての
生涯にやりきるべき事」の全てに決着を付ける
所存(後日追記:2021年9月末に完成した公開可能版にも飽き足らず、足掛け2年も費やして2023年ヴァージョンを完成したのが2023年10月1日・・・なので、上記の「人生の残り時間全投入スケジュール」はすでにもう2年もbehind schedule状態・・・頑張って死ぬまでに終えられるか、ガンバリすぎて死期が早まるか、かなり微妙なところ・・・)・・・その間、世界が大規模感染症や全地球的規模での環境激変や社会経済的不平等に起因する人類社会&人間的道徳の加速度的崩壊といった(いかにもありがちな)諸事情による壊滅を迎えていないことを
祈りつつ、相変わらず世間とは接点ひとつない密室での孤独な興奮に満ちた創作活動に
邁進する決意(&たぶん、運命)の、之人冗悟(のと・じゃうご:Jaugo Noto)よりの
御挨拶でした。
・・・作者個人の(フツウじゃない)キャラクター紹介はこのへんにして、『QFEV』そのものの中身の話に戻りましょう・・・
■『QFEV』の構造についての覚え書き■
●『QFEV』は<順不同ランダム三択クイズ>の形態でのみ提供 ― <英単語集>や<辞書>としては提供しません
上でしつこく述べた通り、「
膨大すぎる単語リスト」なんて
代物は、学習者を
萎縮させて学習から遠ざけるばかりの百害あって一利なしの
無用の長物なので、受講者各位にはその存在自体を意識させることもしません ― WindowsやiOSといったコンピュータやスマートフォンを動かすオペレーティングシステムを構成する
膨大なプログラムのソースコードをユーザーが目にすることがないように、
『QFEV』を構成する全33000語(2023年版では3.1415万語)の英単語の群れを「まとめて目にする」機会は、学習者のみなさんには一切ありません。
『QFEV』は、単語の意味を確認するためにペラペラめくる<字引き>ではなく、
幾度も繰り返し(ランダムに)
眼前に表示される英単語の語義を覚え込むための<暗記帳>なのですから、あまり大量に
眼前にドカン!と提示されたのでは暗記意欲が
萎えてしまいます。そういう事態を避けるためにも、「まとめてドカン!」は徹底的に
忌避すべきだというのが(33年に渡って3万3千語までこの英単語リストを
肥大させ続けてきた)作成者(之人冗悟:のと・じゃうご)のポリシーなのです。そのポリシーを
貫くために、本来なら1つのグループ内にまとめておくべき英単語も、グループ
肥大化を回避するために、
敢えて別立ての孤立単語として扱っている場合すらあるのです。
・・・例えば、<water>というくくりでひとまとめに扱われる英単語のグループは、以下のごとくかなり
膨大です:
<例>
[■][名]《water》 【1】水【2】溶液【3】(waters)(政治的に区分された)水域・海域【4】(涙・汗・尿等の)分泌液 。。。 [名]《salt water》 塩水 。。。 [名]《drinking-water》 飲み水 。。。 [名]《groundwater》 地下水 。。。 [名]《water supply》 給水(設備) 。。。 [名]《waterworks》 |(単複同形)|【1】水道設備【2】(マラソン等の)給水所【3】噴水 。。。 [名]《seawater》 海水 。。。 [動]《water》 【1】(生物が)水を飲む / ~(物・生物)に水をまく・かける・飲ませる【2】~(土地)を灌漑(かんがい)する【3】~(酒等)を水で薄める・水増しする・品質を落とす【4】~(口調・表現等)を和らげる【5】(涙・汗等の)分泌物が出る 。。。 [形]《freshwater》 〖名詞は〘fresh water〙〗【1】真水・淡水の【2】(米式)(船乗りをはじめとする専門家が)未熟な【3】(団体・組織等が)地元以外では無名の 。。。 [形]《watery》 |[比較級)more ― / waterier / 最上級)most ― / wateriest]| 〖名詞は〘wateriness〙 / 副詞は〘waterily〙〗【1】水の(ような)【2】(酒等の濃度が薄く)水っぽい【3】(地面・空模様等が)ジメジメした【4】(色合いが)淡い【5】(人が)涙ぐんだ・(雰囲気が)感傷的な 。。。 [形]《waterborne》 【1】水上輸送の【2】水に浮かぶ
・・・が、この<water>グループからは、本来ならそこに組み入れられて当然の以下の12の英単語たちが意図的に排除されて別立てとなっています ― 組み入れてしまえば<waterグループ>がさらに水増しされて学習者の暗記意欲を
洪水のごとく洗い流してしまうだろう、ということで、
敢えて<別グループ扱い>してあるのです:
<例>
[■][名]《boiling water》 (カップ麺(めん)等に注ぐ)熱湯 。。。 [名]《hot water》 (入浴等に用いる)お湯
<例>
[■][名]《waterpower》 (動力源としての)水力
<例>
[■][形]《watertight》 〖名詞は〘watertightness〙〗【1】(衣類・容器等が)防水の【2】(議論等が、水も漏らさぬほどの緻密さで)非の打ち所のない
<例>
[■][名]《waterway》 |(複数形=waterways)|【1】(川・運河・水路等の)船の通り道【2】(船の甲板の)排水溝
<例>
[■][動]《waterproof》 ~(衣類・道具等)を防水加工する 。。。 [形]《waterproof》 (服・機械装置等が)水を通さない 。。。 [形]《water-repellent》 (衣類等が水をはじく)撥水性の 。。。 [形]《water-resistant》 (時計等が、水に入れても大丈夫な)耐水性の
<例>
[■][名]《watercolor》 〖形容詞も〘同一形〙〗【1】(watercolors)水彩画【2】水彩絵の具
<例>
[■][名]《waterfront》 『(×)ウォーターフロント』海岸(湖岸)通り(の一帯)
<例>
[■][名]《waterline》 喫水線(きっすいせん=船体の水中に没する部分と水上に出た部分の境界線)
<例>
[■][名]《watermark》 〖動詞も〘同一形〙〗【1】水位線(すいいせん=(川・湖・ダム等の最大・最小の水位を示すライン・・・に相当する各種の水準)【2】(製図用紙等で、光に当てると浮き出る目安用の)透かし線(に相当する心理的行動規範)【3】(電子データに記録される不可視または可視状の)著作権表示
<例>
[■][名]《watershed》 【1】(地理的な)分水嶺(ぶんすいれい=異なる水系を分ける山脈)【2】(物事の)分岐点
<例>
[■][名]《waterscape》 水の風景(を描いた水景画)
<例>
[■][名]《water drinker》 (普段は飲むのに、一時的に)禁酒している人
・・・試しに、これら別立て英単語群を全部まとめて<waterグループ>に組み入れてしまえば、どれほど水かさが増して学習者の暗記意欲を"溺死"させてしまうことか、「見出語総数23語」の巨大英単語グループの異様な偉容をば、とくと御覧あれ:
[名]《water》 【1】水【2】溶液【3】(waters)(政治的に区分された)水域・海域【4】(涙・汗・尿等の)分泌液 。。。 [名]《hot water》 (入浴等に用いる)お湯 。。。 [名]《salt water》 塩水 。。。 [名]《drinking-water》 飲み水 。。。 [名]《groundwater》 地下水 。。。 [名]《water supply》 給水(設備) 。。。 [名]《waterpower》 (動力源としての)水力 。。。 [名]《waterway》 |(複数形=waterways)|【1】(川・運河・水路等の)船の通り道【2】(船の甲板の)排水溝 。。。 [名]《waterworks》 |(単複同形)|【1】水道設備【2】(マラソン等の)給水所【3】噴水 。。。 [名]《watercolor》 〖形容詞も〘同一形〙〗【1】(watercolors)水彩画【2】水彩絵の具 。。。 [名]《waterfront》 『(×)ウォーターフロント』海岸(湖岸)通り(の一帯) 。。。 [名]《waterline》 喫水線(きっすいせん=船体の水中に没する部分と水上に出た部分の境界線) 。。。 [名]《watermark》 〖動詞も〘同一形〙〗【1】水位線(すいいせん=(川・湖・ダム等の最大・最小の水位を示すライン・・・に相当する各種の水準)【2】(製図用紙等で、光に当てると浮き出る目安用の)透かし線(に相当する心理的行動規範)【3】(電子データに記録される不可視または可視状の)著作権表示 。。。 [名]《watershed》 【1】(地理的な)分水嶺(ぶんすいれい=異なる水系を分ける山脈)【2】(物事の)分岐点 。。。 [名]《seawater》 海水 。。。 [名]《waterscape》 水の風景(を描いた水景画) 。。。 [名]《water drinker》 (普段は飲むのに、一時的に)禁酒している人 。。。 [動]《water》 【1】(生物が)水を飲む / ~(物・生物)に水をまく・かける・飲ませる【2】~(土地)を灌漑(かんがい)する【3】~(酒等)を水で薄める・水増しする・品質を落とす【4】~(口調・表現等)を和らげる【5】(涙・汗等の)分泌物が出る 。。。 [形]《freshwater》 〖名詞は〘fresh water〙〗【1】真水・淡水の【2】(米式)(船乗りをはじめとする専門家が)未熟な【3】(団体・組織等が)地元以外では無名の 。。。 [形]《waterproof》 (服・機械装置等が)水を通さない 。。。 [形]《watery》 |[比較級)more ― / waterier / 最上級)most ― / wateriest]| 〖名詞は〘wateriness〙 / 副詞は〘waterily〙〗【1】水の(ような)【2】(酒等の濃度が薄く)水っぽい【3】(地面・空模様等が)ジメジメした【4】(色合いが)淡い【5】(人が)涙ぐんだ・(雰囲気が)感傷的な 。。。 [形]《watertight》 〖名詞は〘watertightness〙〗【1】(衣類・容器等が)防水の【2】(議論等が、水も漏らさぬほどの緻密さで)非の打ち所のない 。。。 [形]《waterborne》 【1】水上輸送の【2】水に浮かぶ
・・・どうです、<まとめてドカン!>って、イヤな感じでしょう?・・・そういう<総括リストのデカいやつ>を見て喜ぶのは、創造者(之人冗悟)の個人的
愉悦としてはまぁアリでしょうが、英語学習者の態度としては完全に間違いです。
知的
営みと
縁遠い人達(
含 語学ベタ)には非常に多く見られる
悪弊なので(嫌われるのを承知の上で)
敢えて指摘しておきますが、
「大部の書物や全集モノを買ってきてただ本棚に並べてその偉容を眺めるだけでもう自分の知的レベルがそれら書籍の容積分だけ向上したような気分になる」というのは、実に残念なsnobbery(
俗物根性)でしかありません ― 出版業界への金銭的
貢献分だけのメリットは認めるにしても、
実のある外国語学習態度からは
程遠い代物ですから、学習を支援する立場からは徹底的に排除させてもらうしかありません ― 「全部覚えれば素晴らしい語学的
偉業となる3万3千語もの英単語の輝けるリスト・・・その全容を、
座右に置いて、この目で見たい!」みたいな
俗っぽい願望は、捨ててもらいます ― またまた思い切り嫌われるのを覚悟の上でズケズケいいますが、
「単語集買ってきて、ページをパラパラめくって、あちこちにマーカーで線引いたり付箋貼ったりして、次第に使い古した感じの本になってくれば、それだけでもう<すごいボキャビル達成しちゃった>ような気分になっちゃう(けど実際の脳内には英単語の意味も発音もロクに入ってない)日本人英語学習者」の残念な
御仲間の輪から抜け出したければ、
<単語集>の形態を捨てて<三択クイズ>に変身した<QFEV>との<3語単位(×10)のお付き合い>を毎日毎日コツコツやってください ―
1日1梱(10問=最大30語)最長4年程度の努力で(要領のよい人ならその数分の一の短期間で)、3万3千語もの英単語をあなたの(本棚ではなく)脳内に据えることができるということを、あなた自身の輝ける成功体験をもって、
是非ぜひ実感&実証してください!
そうして脳内に構築しない限り、3万3千語もの英単語群はあまりに
膨大すぎて、<WEB上にまとめてドカン!>するには不向きです・・・興味ある方のために教えておきますが、その文字総数は<1253000(百二十五万三千)字超>(2023年版では<176万字超>)、下り(ダウンロード)44Mbpsのブロードバンド回線でPC画面上に全文字表示するのにも20秒近くかかります(・・・画像なし、ひたすら文字だけのページですよ・・・) ― PCより
遙かに非力な「スマホ」では状況はさらに絶望的 ― 試しにiPhone6(のブラウザSafari)で表示させようとしたところ、ページの最後まで表示される前に(1時間半ほどかけてバッテリーを50%近く減らして本体を異常発熱させた
挙げ句)「Webページがクラッシュしました」となっておしまいでした ― スマホじゃ全部をダウンロードすることすら不可能な超巨大英単語リスト、それを(
本棚や機械の画面上ではなく)脳内にしっかり植え付けるための最良の手段が<三択クイズによる反復学習>なのです・・・というわけで、時間つぶしや話題作りの役にしか立たないスマホゲームにうつつを抜かす時間&脳力のほんの数分の一だけでも使って、だまされたと思って、ゲーム感覚のボキャビル
道中を歩んでみてください ― 歩み終えた時(
否、歩み出してほんの数週間で!)あなたは確実に"
別人"に化けているはずですよ。
●「QFEV三択クイズ」は、「意味類型グループ」順に出題され、3つの選択肢は「ABCDEF同一(or下位)水準」どうし&「同一品詞」で統一され、基本的に「類義語」 / 「対義語」 / 「類似発音or形態」を並べる形になっています
。。。2023年版には G H 追加
先述した通り、『QFEV』で提供される要暗記英単語リスト(全33000語)には「意味類型(カテゴリー)別配列」が採用されています ― 「アルファベット順」とか「名詞グループ/動詞グループ/形容詞グループてんでんバラバラ」の機械的配列や、「試験にでる順」とかの(誰がどういう基準で定めたにせよ
所詮は
恣意的な気休めに過ぎない)チチンプイプイな配列の英単語集とは、モノが違います ― その違いは、ものの2~3回も「QFEV(の
近似カテゴリーの問題群)」を反復学習すれば、
明瞭な体表感覚と
脳裏に焼き付く記憶の鮮明度によって、はっきり認識できるはずです。
例として、<QFEV-
C>の問題番号[56]~[59](全40題)
(2021年旧版)を
御覧いただきましょう:
[?] ▼ T ▲ [551]「病み付き(やみつき=中毒症)の」の意味の語は? addicted smoky salaried / [552]「中毒」の意味の語は? addiction contagion infection / [553]「常習的・習慣性の」の意味ではないものは? occasional addictive habitual / [554]「有害な」の意味ではないものは? harmless poisonous injurious / [555]「毒(物)」の意味の語は? poison moss rust / [556]「錆びる / さびつかせる」・「(能力が)にぶる / 鈍らせる」の意味の語は? rust infect last / [557]「サビついた」・「(長いこと使わなかったせいで)ダメになった」の意味の語は? rusty mossy muddy / [558]「病原菌」の意味の語は?(ヒント:「微生物」や「細菌」は必ずしも「病気の原因となる菌」とは限らない) virus bacteria germ / [559]「感染させる」の意味の語は? infect affect perfect / [560]「(病気等が)伝染性の」の意味ではないものは? harmless infectious contagious
[?] ▼ T ▲ [561]「疾病」・「病的状態」の意味の語は? disease injury harm / [562]「傷付ける」の意味ではないものは? heal injure wound / [563]「有害な」の意味ではないものは? harmless injurious harmful / [564]「(損)害を与える」の意味ではないものは? cure damage harm / [565]「たわいもなく・害もなく」の意味の語は? harmlessly shamelessly hopelessly / [566]「腰痛」の意味の語は? backache headache cramp / [567]「やけど」の意味の語は? burn flu bruise / [568]「痒み(かゆみ)」・「(~したくて)ジリジリする感じ」の意味の語は? itch influenza flu / [569]「にきび・吹出物」の意味の語は? pimple bruise blister / [570]「肺炎」の意味の語は? pneumonia cancer wart
[?] ▼ T ▲ [571]「傷跡」の意味の語は? scar scale scarf / [572]「(肉体的・精神的に)痛い」・「気分を害した」の意味の語は? sore itchy cramped / [573]「腹痛」の意味の語は? stomachache headache toothache / [574]「歯痛」の意味の語は? toothache toothpaste toothbrush / [575]「(病気・傷等を)いやす」の意味ではないものは? injure heal cure / [576]「外科手術」の意味の語は? surgery remedy first aid / [577]「薬局」の意味の語は? drugstore hospital ambulance / [578]「タバコ」の意味ではないものは? pill cigar cigarette / [579]「救急車」の意味の語は? ambulance vaccine lotion / [580]「(ひざ・ひじ・胸等にかぶせる)当て物・詰め物」・「スタンプ台」・「(ロケット等の)発射台」の意味の語は? pad paw pin
[?] ▼ T ▲ [581]「歯の」・「歯科(医)の」の意味の語は? dental mental fatal / [582]「外科医」の意味の語は? surgeon pigeon servant / [583]「診療(所)」・「(問題解決用の)短期講座」の意味の語は? clinic picnic panic / [584]「being」の語義にないものは? 職業 存在 生き物 / [585]「存在」・「生存」の意味の語は? existence absence death / [586]「出席する」・「~に付き添う」の意味の語は? attend absent leave / [587]「live」(形容詞)の語義にないものは? 成熟した 生放送の 生きている / [588]「make one's ( ) by ~:~で生計を立てる」の( )に入るのは? living lying being / [589]「存命の(まだ死んでいない)」の意味ではないものは? dead living alive / [590]「一生」・「寿命」の意味の語は? lifetime pastime part time
・・・なんか、見るだに
痛々しい"ビョーキ"系の設問がやたら多いことにすぐ気付くでしょう?・・・その理由は、このあたりの問題群の出題対象となっている「意味類型グループ」が以下のものたちだからです:
●中毒(addiction) / ●毒(poison) / ●細菌(germ) / (▲)害虫(vermin) / ●感染(infection) / (▲)衛生(hygiene) / (▲)健康(healthy) / (▲)不健康(unhealthy) / ●病気(illness) / ●怪我(wounded) / ●損害(harmful) / ●無害(harmless) / (▲)身体障害(crippled) / ●物理的病気(medical condition: physical) / (▲)精神的病気(medical condition: mental) / ●治療(cure) / (▲)治療不能(cureless) / (▲)病気快復(recuperation) / (▲)病気再発(recrudescence) / ●薬(medicine) / (▲)麻薬(narcotics) / (▲)インチキ薬(pseudo-medicine) / ●煙草(tobacco) / ●医療器具(medical instrument) / ●医療分野(medicinal field) / ●病院(medical facility) / (▲)医療従事者(medical profession) / (▲)病人(patient) / ●存在(exist) / (▲)非存在(nonexistent) / (▲)遍在(ubiquitous) / (▲)不在(absent) / ●出席(attend) / ●生(life) / ●死(death)
・・・●は<C水準語>が含まれるグループ、(▲)は含まれない(=ここでの出題対象外の)グループ
・・・どうです、これだけ大量の「意味類型グループ
近似集団」の英単語に関するクイズばかり集中的に出題する問題群に
幾度も回答すれば(&回答後に
[解説を読む]ボタンを押して表示されるその語義の数々を目と
脳裏に焼き付けまくれば)、これら"ビョーキ系"の英単語に
否応もなく
詳しくなるのは、当然でしょう?
「QFEV(をはじめとする三択クイズ:STQ)」の問題選択画面(の[問題番号]の
右隣の[?]を押して出る
お茶っ葉色の領域)では、各設問をクリックすることで、実際に出題される選択肢(3つ)を(
正解 /
不正解の色分け付きで)確認することができます・・・問題グループ[56]で出題される各問の選択肢を、確認してみましょう:
↓ 今は昔の「2021年版」です、あしからず ↓
[?] ▼ T ▲ [551]「病み付き(やみつき=中毒症)の」の意味の語は? addicted smoky salaried / [552]「中毒」の意味の語は? addiction contagion infection / [553]「常習的・習慣性の」の意味ではないものは? occasional addictive habitual / [554]「有害な」の意味ではないものは? harmless poisonous injurious / [555]「毒(物)」の意味の語は? poison moss rust / [556]「錆びる / さびつかせる」・「(能力が)にぶる / 鈍らせる」の意味の語は? rust infect last / [557]「サビついた」・「(長いこと使わなかったせいで)ダメになった」の意味の語は? rusty mossy muddy / [558]「病原菌」の意味の語は?(ヒント:「微生物」や「細菌」は必ずしも「病気の原因となる菌」とは限らない) virus bacteria germ / [559]「感染させる」の意味の語は? infect affect perfect / [560]「(病気等が)伝染性の」の意味ではないものは? harmless infectious contagious
●[553]「常習的・習慣性の」の意味
ではないものは?の問題の選択肢(3つ)を見てください ― <occasional:
時折の>が正解、<addictive>・<habitual>の意味は「常習的・習慣性の」なので不正解ですね。
・・・このように、
「QFEV三択クイズ」の選択肢の多くは、「正解1つ vs. 対義語2つ」の組み合わせになっています([554]・[560]もそのパターン)。
●適当な「対義語」がない英単語の場合、
正解以外の"当て馬"の選択肢に並ぶのは「意味上近似の(しかし微妙に異なる)語」や「形・音その他が類似した語」というのが基本です。[552]・[555]・[557]・[558]などは
前者、[556](rustとlast)・[559](in<fect>・af<fect>・per<fect>)などは
後者のパターンです。
●中には「3つの選択肢の間に言語学的・音声的共通項が見つからない」ものもあります・・・[551]の<addicted:中毒の>・<smoky:
煙い>・<salaried:サラリーマンの>などはそのパターンで、「タバコ(smoking)とサラリーマン生活(salariat)は
惰性的に続く(中毒っぽい)もの」という
謎掛けめいた連関性から無理矢理でっち上げられた選択肢トリオにすぎません。
・・・こういう
稀な例外はあるものの、基本的に「QFEV三択クイズ」の選択肢の間には「意味・発音・語形」等の「有意の共通項or対照」があるもの、と思ってもらって結構です ― そうした関連性を機敏に見抜く習慣は(英語でも国語でも)「選択肢問題に強くなる知的訓練」になりますから、(たとえもう正解が何かを知っている場合でも)「正解選択肢と不正解選択肢の間をつなぐ糸(≒出題者の意図)は何か?」については毎回毎回しっかり考えながらクイズを解くようにしましょう。
。。。みたいなこと書いてあるその2021年版では「取って付けっぽい苦し紛れの三択クイズ」が多すぎたので、大反省の末、2023年版では「反意語」・「同義語」・「類義語」・「類音語」・「類形語」の糸でキッチリ結ばれたトリオばかりでクイズを統一してあります(・・・まぁ、たまぁ~に「苦し紛れトリオ」も混入してるけど・・・)
●最初の3題([551]・[552]・[553])の選択肢には、<addicted><addiction><addictive>の3つの語形が出てきますが、これらはいずれも同一単語グループに属する別品詞・・・ですから、これら[551]・[552]・[553]の問題に解答して
[解説を読む]ボタンを押せば、毎度まいど全く同じ次のような語義解説を(3度も!)
拝まされることになるわけです:
<例>
[■][名]《addiction》 (~の)中毒 。。。 [名]《addict》 (~の)中毒患者 。。。 [動]《addict》 ~(人)を(~の)中毒にさせる 。。。 [形]《addicted》 〖副詞は〘addictedly〙〗(人が、~に)常習的にハマっている 。。。 [形]《addictive》 〖副詞は〘addictively〙〗(物・物事が)常習性のある・病み付きになる
・・・3度も続くとまさに"中毒"、「一度で十分じゃん!?」と感じる人もいるでしょう・・・が、言語習得の基本は<反復>です・・・この『QFEV』は、「<例文>がない」分、「<語義>が目に触れる機会をひたすら増やす」ことで英単語の(良い意味での)"棒暗記"を強力(or
強引?)に押し進めることを目指しています ―
病み付きになるほど繰り返しくりかえしプレイして、頭の中を"英単語中毒"にしちゃってください!
特に、英語初学者段階の
ABC水準あたりの問題群に
於いては、「これでもか!これでもか!」といった感じで「同じ単語(群)の語義」に出くわす場面が多くなります・・・それらの画面を「あ、またか、もうそれはさっき見たよ」とばかりゲンナリ気分で流し見(or無視)してしまう人は、残念ながら、(数学はともかく)「語学の達人」にはなれません・・・言語を身に付けるのに必要なのは「
無駄や反復を
憎み、
極力省力化を
推し進める合理的態度」ではなく、「ドン臭いまでに
執拗な繰り返しを
厭わぬ粘り強さ」なのです・・・まぁ、このあたりはいくら
説かれたところで
大方の(無意味にクソ
忙しい毎日を送る)現代日本人には決して身に付けられない態度であることは確かなのですが、英語を真剣に身に付けようという意志があるなら、「
冗長=
無駄」という理数的功利主義方程式は(英語を学んでいる瞬間だけは)捨て去ることです。
。。。というポリシーで作り上げた2021年版『QFEV』だったのですが、実際プレイしてみると「まったく同じコンテンツを何度も何度も見せられ続けると(CATVで毎日のようにやってる『ターミネーター』や『コマンドー』や『ジョン・ウィック』みたいに)いいかげん目を背けたくなる、という人間心理にはヘタにケンカ売らないほうがいい」という結論に達し、2023年ヴァージョンでは「<英単語総覧表示>は同一難易度水準内では1回だけ」という形へと(2ヶ月近い修正作業を経て)作り直したことは、先述した通りです・・・が、「冗長=無駄」という理数的功利主義方程式は、英語を学んでいる瞬間だけは、捨て去るべしという上述の真理だけは、変わりません。
そもそも、
大方の日本人の
「中学(ヘタすりゃ幼稚園)に入った頃から社会人になった後まで延々続けてるのに全然成果が上がらない<エイゴのおベンキョ>」のほうが、よっぽど「人生のムダ使い」なのではありませんか?・・・その「
徒労に終わった今までの英語学習」の
根底には、たいてい、「少しでもラクして成果を上げようとする
姑息な
省力化志向」があるのです。
「"表音文字"である英単語を音読もせずに("表意文字"の漢字を"目"と"指"で覚える時みたいに)ノートに何べんも手書きすることで覚えようとする」とか「教科書の英文を(音読して英語の語順のまま意味を取りつつ暗唱する、という語学的に意味のある努力の代わりに)辞書とにらめっこしながら苦労して日本語訳した成果を後生大事にノートに書き出す」とかの<日本人英語学習者お得意の手間暇>はもう100%完全に「!無駄!」ですから、そういう(親や教師向けの"勉強家アピール"にしかならない)バカげた努力は断固として「省力化」すべきですが、『QFEV』画面に
幾度も繰り返し登場する英単語の語義を「意志的に(あるいは無意識のうちに)無視する」というような現代的功利主義のもたらす反射行動としての
省力化は、意志的に、断ち切ることを心がけてください(・・・よほど強い意志と明確な言語学的合理性を心に刻んで断ち切り続けない限り、
大方の日本人にはMISSION IMPOSSIBLE:達成不可能な難題ですけどね・・・)
「冗長を忌避する学習者に、語学が身に付く希望はない」(≒語学に約分は禁物!) ― この真理を、ゲーム感覚で何度も何度も繰り返しプレイできる『QFEV』を通して、一人でも多くの日本人が
悟ってくれることを
祈ります。
。。。「同一難易度水準内で出くわす<英単語カラフル総覧表示>は、一度きり」の2023年版では、なおさらです。
●「QFEV三択クイズ」の選択肢には「upward rigidity:上方硬直性」があります ― 即ち、「正解選択肢の水準と同一水準かそれ以下の水準の英単語以外は登場させない」ということです:
具体的に言えば:
★
A水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
Aのみ(B,C,D,E,F水準語はない)
★
B水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
B(または
A)のみ(C,D,E,F水準語はない)
★
C水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
C(または
Bまたは
A)のみ(D,E,F水準語はない)
★
D水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
D(または
Cまたは
Bまたは
A)のみ(E,F水準語はない)
★
E水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
E(または
Dまたは
Cまたは
Bまたは
A)のみ(F水準語はない)
★
F水準語のテストでは、3つの選択肢の水準は
F・
E・
D・
C・
B・
A何でもアリ
ということになります。
。。。2023年版で新に加わった G Hについても、上と同様です(・・・まぁ、重要度水準はガクッと落ちるから、べつにやらなくてもいいんだけど・・・)
[解説を読む]ボタンを押して表示される語義のほうには「"より上位の水準"の語義」も当然混じりますが、「三択の選択肢」には「まだ学んでもいない上位水準語」は
一切混入しませんので、ご安心あれ。
・・・そもそも、学習者にとって「まだ学んでもいない(&学ぶ必要はない、と言われてる)学習事項を問うてくる教師やテスト」ほどイヤなものはありません ― そのあたりの配慮が徹底している『QFEV』は、みなさんにとってきっと「やってて心地よいテスト」に感じられるはずです。
●「QFEV三択クイズ」の選択肢は(2023年版では)「同一品詞」で統一してあります(・・・例外的に「品詞ちがい」の選択肢が混じる問題もごく少数ありますが、その場合は解説の中でその旨きちんと説明してあります)
・・・ 以下は、この点でかなり不統一な部分があった2021年旧版に関する「申し訳」です:
・・・上例の[551]では<addicted:病み付きの>という[形容詞]が正解になるので、不正解選択肢の<smoky:けむい>&<salaried:月給生活者の>の2つの品詞もまた[形容詞]です。
・・・一方、[552]では<addiction:中毒>という[名詞]が正解になるので、不正解選択肢の<contagion:接触感染>&<infection:空気感染>の2つの品詞もまた[名詞]です。
・・・この「3選択肢品詞統一」のルールの例外は(全13310問のうち)以下のものぐらい ― それ以外の場合には「選択肢の品詞はどれも同じ」だと信じてもらって結構です。
B[186]「虫」・「見下げ果てたヤツ」・「心痛」の意味の語は? worm(名詞) warm(形容詞) word(名詞)
C[800]「( ) in the middle of ~:~のど真ん中」の( )に入るのは? right(副詞) left(副詞) center(形容詞)
D[1697]「(相手をバカにして)アホな話!」と叫ぶ語は? bullshit(間投詞) bully(間投詞) bulldog(名詞)
E[3876]「来世(=死後の世界)」の意味の語は? beyond(名詞/前置詞) beneath(前置詞) below(前置詞)
F[338]「ハート(心臓)型」の意味の語は? cordate(形容詞) elliptic(形容詞) lune(名詞)
F[394]「(水深等が)膝の高さの」・「(関係が)どっぷり深い」の意味の語は? knee-deep(形容詞) skin-deep(形容詞) skinny-dip(名詞/動詞)
F[732]「穀粉(こくふん)」の意味の語は? farina(名詞) graham(形容詞) juniper(名詞)
F[1130]「上下動(する子供のオモチャ)」の意味の語は? yo-yo(名詞) yo-ho(間投詞) yum-yum(間投詞)
F[1659]「(水着を着けずに)素っ裸で泳ぐ」意味の語は? skinny-dip(名詞/動詞) skin-deep(形容詞) knee-deep(形容詞)
F[3202]「14行詩」を意味する語は? sonnet(名詞) sonata(名詞) sonant(形容詞)
●「英単語重要度ABCDEFGH水準」って、どうやって定めてるの?
結論から言えば、「作成者(=之人冗悟:のと・じゃうご)の"語学屋"としての感覚と裁量」によって、『QFEV』に収録された単語(およびその語義)の重要度水準は定められています。
「英単語の重要度水準」は「実際の英語世界での英単語の使用頻度」という統計データに基づいて決定すればいい、というか、そうすべきだ ― あなたは、そう考える人ですか?・・・ぃゃ、これは
愚問でしょう: そうは
考えない人間なんて
(「本当に役立つ英単語集作成」という課題に真剣に取り組んだ人間以外は)一人も存在しないのが実情なのだから・・・でもまぁ、あなたがどう考えようと、正解は、こうです ―
「使用頻度の高い語」が必ずしも「重要度水準の高い語」ではないという"言語学的真理"を熟知した人間以外が作った英単語集(=統計に忠実なだけの重要度判定)なんて、まるで使い物にならない。
・・・わかりやすい事例で説明しましょう ― 以下に示すのは「めっちゃイケてる!」系のホメ言葉を集めた「意味類型グループ」です・・・「重要度水準」(2021年版)も割り振ってあります・・・が、さて、どうでしょう、「すっげぇイカしてる」リストにしては、何か抜け落ちてる大事な単語が、ないでしょうか?・・・じっくり眺めて、「あ、あの語が入ってない!」とヒラめいたところで(あるいは何もひらめかずとも)、リストの下にある「この語がないじゃん!」のボタンを押してみてください:
<A>水準
fine /
good /
nice /
well /
wonderful
<C>水準
excellent /
lovely
<D>水準
eminent /
fantastic /
incredible /
marvelous /
prominent /
terrific
<E>水準
predominant /
swell /
surpassing
<F>水準
nifty /
preeminent /
salient /
swish /
topping
・・・あなたは、どういう人ですか? 自分の該当するタイプを選んでボタンを押してください:
coolがないじゃん!
・・・ついでに
「1960年代の人間」や
「ジャズマニア」
の言い分も、確かめてみてくださいね。
groovyがないじゃん!
・・・ついでに
「21世紀の人間」や
「ジャズマニア」
の意見も、のぞいてみてくださいね。
far-outがないじゃん!
・・・ついでに
「21世紀の人間」や
「1960年代の人間」
の感覚も、確認してみてくださいね。
さて、どうでしょう? 之人冗悟(のと・じゃうご)が言わんとするメッセージが、おわかりいただけましたか?
これを読んでいるあなたは確実に「21世紀(初頭)の人間」なので、
「超カッコいい」リストに
「!クール(cool)!」が入ってないなんて、ありえない!!!と思ったことでしょう。
・・・が、1960年代の人間の感覚からすれば、
「!グルービー(groovy)!」が入ってないなんて、イカれてるぜ!!!ということになるはずです。
・・・本場アメリカのジャズ
界隈の言い分としては、
「!far-out!」抜きのリストなんて、ちっともイケてないぜ、ってことになるでしょう。。
・・・ジャズマニア
御用達スラングの<far-out(カッケぇ~!)>は、
業界筋以外の人々の言語感覚からはかなりハズれた感じなので、どうガンバっても
F水準)far-outということになるでしょうが、1960年代(~70年代初頭)に
一世風靡(いっせいふうび)した「!グルービー!」なるホメ言葉は、統計学的に言えば、
文句なく(その当時の)
A水準)groovyということになるはずです・・・が、2020年代の今、こんな単語は(音楽業界を別にすれば)大昔の映画や
文物の中以外ではまずお目にかかりません。
ある一時代に誰もがみんな口にした流行語というやつは、その時代の言語統計資料の中では<ダントツのチャンピオン(=超A水準語)>になるものの、ひとたび廃れて大方の口に上らなくなれば、<(F水準にすら入らぬ)旧時代の遺物>に成り下がります・・・そんな単語が<英単語集>の中に「重要語」みたいな顔して居座っていたならば、それはもう(学習者にとっては)大迷惑、単語集制作者としては「!恥ずべき汚点!」以外の何物でもないのです。
mod=「ナウぃ」
fab=「信じられないほどスッバラシ~」
super=「超スッげぇ~」
multimedia=「文字表示だけじゃなくて音も画像もついて迫力満点の(電子機器)」
floppy=「最初期のパソコン用のお手軽記憶媒体」
・・・上に列挙したような「かつて一世風靡(いっせいふうび)した<超A水準語>」は、「あ、なつかしい!」って人もいるだろうけど、2000年代以降生まれの人達にとっては「はぁ? なんですかそれ?」って感じの謎の語句、いずれにせよ2020年代の今となっては「迂闊に口に乗せれば<時代錯誤>の寒い風が吹く代物」。
・・・次の語だって、そう遠からずして(=地球環境の激変が取り返しがつかなくなってしまった近未来の時点に於いて)「あぁ、昔は、そんな寝ぼけたことホザいてた時代もあったんだよなぁ」ってことになる(可能性が極めて高い)語であると見るべきでしょう:
sustainable=「(人類の欲得ずくの自然搾取が地表の生命体全体の生存可能性を致死的に減少させぬ程度に)[地球環境が]持続可能な」
「金銭(money)のやりとり」という形で「むしり合い(mutual plunder)」に明け暮れるばかりの現状の人類の略奪的生存様態の限界が、(なぁ~んも考えずに金儲けに走るばかりの)大方の人類にさえ(!ようやく!)見え始めてきたからこそ、「sustainable(このままの状態でいつまでも続けることができる)」なんて形容詞が地球規模の"流行語"になっているわけでしょう・・・まぁ、金儲け以外何もできない人間どもが現状のその呪われた生き様を抜本的に変えない限り、「sustainable growth(持続可能な成長)」なんて「wishful thinking(希望的観測)」の同義語でしょうけどね。
・・・とにもかくにも、「時代の寵児(ちょうじ)」はその時代だけの人気者、その限られた時代の枠を超えることはできず、新時代の息吹がその弔辞を読み上げて、忘却の彼方で永遠の眠りに就くのが常・・・中には「時を超える存在」として昇華するものもあるけれど、最低でも数十年間の"時の試練(test of time)"に耐えて生き残って輝く姿を見るまでは、「時代の寵児」を「超時代的大物」扱いするのは「同時代人の近視眼的身びいき」というものです。
今でこそ誰もが
二言目には口にする
coolは、言語統計学的に言えば「ホメ言葉のチャンピオン」でしょう・・・が、10年後・20年後にもなおその王座に
居座り続ける語だとは
到底思えないこういう流行語を、「統計上、
際立つ存在だから」という理由で「最重要語」に祭り上げるようなマネをしていたら、マトモな単語集なんて作れません・・・このあたりのサジ加減が全然できていない(というより構造的に不可能である)のが、「コンピュータ
分析による」あたりの
売り文句で世に出回っている(coolでgroovyでfar-outなつもりの)市販の単語集の
致命的欠点なのです ― それは「ある
一時代の言語学的記念物」には成り得ても、「時代を超えて使い続けられる一級品の単語集」からは
程遠い代物・・・「ナマモノは
腐るのが早い」というわけで、そういう「(ある
一時期の)イキのいい単語」に過度の高評価を与えて
A水準扱いするようなマネは、
厳に慎まねばなりません ― そういう微妙な判断が、「統計学」には、構造的に、不可能なのです: だからこそ、「語学が統計資料を"
小道具"としてコキ使うことはOKだが、語学が統計学の"
奴隷"に成り下がるのはNG」というわけです。
言葉の世界には
流行り廃れがつきものですから、「今の世の
A水準語」がいつまでも最重要語であり続ける保証はないわけですが、数十年~数百年もの時を経て今なおそれなり以上の
頻度で使われ続けている単語であれば「
永世A水準語」の
称号を与えてもよいでしょう・・・その一方で、「今の世
だけの
A水準語」をなぁ~んも考えずにそのまま最重要語扱いするような態度は、"統計屋"的にはアリでも、"語学屋"としてはあるまじき事なのです・・・そういう「流行語の重要度を意図的に減じるサジ加減(とりあえず
E水準、よくてせいぜい
D水準ぐらいに格を落とす裁量)」をきちんと発揮するために、統計学的資料には(目は通すけれども)
盲従せず、単語の重要度判定には「統計よりも語学屋の感覚と
見識が大事」というのが、この作者(之人冗悟:のと・じゃうご)のスタンス・・・なんでもかんでも「資料・統計・AI
分析」の
錦の御旗の
権威を絶対視する
大方の現代人には「
傲慢!
恣意的!」と言われるかもしれませんが、この制作態度を
貫いた結果として生まれた『QFEV』の純度がそれなり以上に高ければ、さほどの
文句も出ないでしょう・・・
●「意味類型グループ」を独自に定めたとか言ってるけど、英語世界には"Roget's Thesaurus(ロジェのシソーラス)"っていう定番のカテゴリー分類があるんだから、それに準拠したほうが、よくない? ― という疑問への、作者(之人冗悟:のと・じゃうご)からの回答
「ロジェのシソーラス」という呼び名を
御存知ない日本人英語学習者でも、電子辞書で英単語の意味を引く時に参考資料的に同時表示される「類義語」の数々を参照したことはあるでしょう ― あの「英語類義語の
集大成」を初めてやってのけた語学界のパイオニアがPeter Mark Roget (1779-1869)であり、彼が1852年に
著した『Thesaurus of English Words and Phrases(直訳すれば、英語の単語・句の"
宝典")』にちなんで、今では「thesaurus(シソーラス)」と言えば(原義である"
宝典"よりむしろ)"類義語辞典"の意味を表わすものとなっています。
「ロジェのシソーラス」は、例えば次のような場面で
重宝するreference(参考資料)です:
1)「イケてる」という意味を英語で表わしたい;
2)とりあえず「ナイス!」という英単語は知っている;
3)けど、「nice」じゃちょっと芸がないッスねって感じなので、もっと別の「イケてる」表現を知りたい・・・
・・・そういう時は、「シソーラス」で"nice"を引いてみれば、次のような感じで類義語がズラーッと(68種類も!)並ぶので、山ほどある候補の中から意中の「イケてる表現」を採用すればよいわけです。
good / good as gold / excellent / better / superior / above par / nice / fine / genuine / best / choice / select / picked / elect / recherche / rare / priceless / unparagoned / unparalleled / supreme / superlatively / good / bully / crackajack / giltedged / superfine / superexcellent / of the first water / first-rate / first-class / high-wrought / exquisite / very best / crack / prime / tiptop / capital / cardinal / standard / perfect / inimitable / admirable / estimable / praiseworthy / pleasing / couleur de rose / precious / of great price / costly / dear / worth its weight in gold / worth a Jew's eye / priceless / invaluable / inestimable / precious as the apple of the eye / tolerable / not very good / up to the mark / unexceptionable / unobjectionable / satisfactory / tidy / in good condition / in fair condition / fresh / sound / perfect
・・・ただ、この"Roget's Thesaurus"による「意味類型グループ」、「英単語集の骨格を成すカテゴリー分類」としては、そのまま流用できる
代物ではありませんでした ― 意味類型グループへの英単語のブッ込み方が、いささか
大雑把(少なくともこの之人冗悟の考える理想の英単語集のカテゴライズのふるい分けとしては、あまりにもザルの目がアラすぎ)なのです。
上に示したロジェのシソーラスの「イケてる」グループには(68もの単語・語句が並んでいるにもかかわらず)、先ほど
紹介した『QFEV』による「イケてる系形容詞」の次のものは含まれていません:
<A>水準 fine / well / wonderful <C>水準 lovely <D>水準 eminent / fantastic / incredible / marvelous / prominent / terrific <E>水準 predominant / swell / surpassing <F>水準 nifty / preeminent / salient / swish / topping
・・・まぁ、このあたりの単語は「nice:イケてる」グループ(より厳密に言えば<Thesaurus分類番号#648 Goodness>)以外のカテゴリーでは(バラバラにだけど)登場するので"
疎漏"ではないのですが、問題は、これら68もの
大所帯の中には「これって本当に"イケてる"グループに属すべきやつかなぁ?」って語句があれこれ混入しているというその「純度の低さ」です・・・この68の単語・成句のうち、以下に示す英単語は『QFEV』ではそれぞれ「"イケてる"グループ」以外のカテゴリーに組み入れられています・・・が、その「別グループ」の数はなんと「25」 ― いくら何でも'バラケすぎ'です!!
●fresh 『21)fresh(新しい)』
●standard 『50)criterion(指標・計器)』
●inestimable 『75)uncountable(無数)』
●tiptop 『165)top(頂点)』
●pleasing 『434)delight(喜悦)』
●satisfactory 『451)contentment(満足)』
●sound 『528)healthy(健康)』
●costly 『876)cost(費用)』
●choice / elect 『996)choose(選択)』
●genuine 『1106)authentic(真正)』
●tidy 『1112)neat(小綺麗)』
●invaluable / precious / priceless 『1294)precious(貴重)』
●capital / cardinal 『1297)principal(主要)』
●perfect 『1303)perfect(完璧)』
●exquisite 『1305)breathtaking(息を呑むような)』
●first-class / first-rate / select 『1311)first class(一流)』
●tolerable 『1312)tolerability(まずまず)』
●rare 『1320)rarity(珍奇)』
●inimitable 『1322)unique(個性的)』
●best / superior / supreme 『1325)best(最高)』
●better 『1328)better(優位)』
●unparalleled 『1333)peerless(無双)』
●dear 『1483)affection(愛情)』
●admirable / praiseworthy 『1494)admire(賞賛)』
●estimable 『1496)respect(敬意)』
・・・上に示した『番号)意味類型別グループ名称』は、『ロジェのシソーラス』ではなく、「QFEV用に作者(之人冗悟)が自作した独自カテゴリー」のもの
・・・
種明かしすれば、先ほど(ロジェのシソーラス
紹介の前に)「イケてるリスト」としてまとめて
紹介した形容詞群も、『QFEV』の意味類型集団の中では必ずしも"
一枚岩"ではなく、複数のカテゴリーに属する単語群の混成集団だったのですが、その全容は以下の通り「4グループ」です・・・ロジェのシソーラスの「イケてるリスト」が「25グループの混成集団」だったのと比較してもらえれば、「ロジェのシソーラスよりもっと"締まりのいいリスト"」を求める作者(之人冗悟:のと・じゃうご)の意欲の
一端なりとも感じ取ってもらえると思います:
●fine / good / lovely / nice / nifty / swell / swish / well / wonderful / fantastic 『1062)good(良い)』
●incredible / marvelous 『484)wonder(不思議)』
●terrific 『643)vehement(強烈)』
●eminent / excellent / exceed / predominant / preeminent / prominent / salient / surpassing / topping 『1337)exceed(卓抜)』
・・・語学界の偉大なる先駆者にして世界中の物書きの
大恩人でもあるPeter Mark Rogetの考案した『Thesaurus:シソーラス』の提供する(ぜんぶでちょうど1000の)カテゴリー分類に対して、「目が
粗すぎて、締まりがない」と言うのはいささか気が引けるのですが、真に役立つ英単語集を構成するための「意味類型集団別分類の精度」を上げるためにトンガリまくっていた頃のこの作者にとっては、それが実感だったのだから仕方ありません・・・
・・・ということで、「QFEV(速成英単語)」の構成の
根幹を成す之人冗悟独自作成の「意味類型別カテゴリー(Jaugo's Thesaurus)」の総数は(
紆余曲折の末に)「1780」となりました・・・ロジェのシソーラスの「ちょうど1000」に対して(
大雑把に言えば)「八割増しの
緻密さ」ということになります・・・こんな乱暴な比較をしたのではこの之人冗悟の知性の
緻密さに疑問符が付くこと
必定なので、"8割増し"というのは話半分か8分の1程度で受け取ってもらって結構ですが、「"Roget's Thesaurus"の
枠組みでは不十分だったので、780ものカテゴリーを増築した之人冗悟独自の"Jaugo's Thesaurus"の作成が必要になった」という事実だけはお伝えしておきます ― わざわざ
自前の意味類型別分類を作ったのは、「ロジェの向こうを張ろうという個人的野心」ではなく「最良の単語集を作るための必要性」ゆえのことだったのです。
学習者のみなさんが「QFEV三択クイズ」をプレイする際には、それら「1780に細分化された意味類型集団」をいちいち意識する場面はない(&その必要もない)のですが、そうして細分化された意味類型集団の
幾つかがまとまって属する「大分類(総数10)」 / 「中分類(総数100)」(のガイコツ)だけ、以下に
紹介しておきましょう。
10の「大分類」は全部お見せしますが、100の「中分類」(&その下の1780の意味類型集団)は"企業秘密"なので、その最初と最後の名称(+各中分類の下に居並ぶ意味類型集団の<総数>)のみ、書き記しておくことにします
『QFEV』意味類型別集団(大分類___中分類)schematic skeleton
01=TIME(時間)___001:past/present/future(過去/現在/未来)<10>
01=TIME(時間)___002:???<8>
01=TIME(時間)___003:???<7>
01=TIME(時間)___004:???<9>
01=TIME(時間)___005:now/forever(一瞬/永遠)<7>
--------------------
02=DEGREE(程度)___001:degree/measure(度数/寸法)<9>
02=DEGREE(程度)___002:???<11>
02=DEGREE(程度)___003:large/small(大/小)<27>
--------------------
03=SPACE(空間)___001:spatial existence(空間的存在)<3>
03=SPACE(空間)___002:???<6>
03=SPACE(空間)___003:???<22>
03=SPACE(空間)___004:???<9>
03=SPACE(空間)___005:???<19>
03=SPACE(空間)___006:???<6>
03=SPACE(空間)___007:???<12>
03=SPACE(空間)___008:???<15>
03=SPACE(空間)___009:accumulate/diffuse(蓄積/拡散)<11>
--------------------
04=THINGS(物)___001:matter(物質)<8>
04=THINGS(物)___002:???<11>
04=THINGS(物)___003:???<9>
04=THINGS(物)___004:???<18>
04=THINGS(物)___005:???<10>
04=THINGS(物)___006:???<16>
04=THINGS(物)___007:???<6>
04=THINGS(物)___008:???<34>
04=THINGS(物)___009:???<15>
04=THINGS(物)___010:???<10>
04=THINGS(物)___011:???<9>
04=THINGS(物)___012:???<24>
04=THINGS(物)___013:???<7>
04=THINGS(物)___014:???<3>
04=THINGS(物)___015:transportation(交通)<4>
--------------------
05=SENSATION(感覚)___001:feeling(感覚)<8>
05=SENSATION(感覚)___002:???<10>
05=SENSATION(感覚)___003:???<11>
05=SENSATION(感覚)___004:???<6>
05=SENSATION(感覚)___005:???<5>
05=SENSATION(感覚)___006:???<6>
05=SENSATION(感覚)___007:???<20>
05=SENSATION(感覚)___008:???<14>
05=SENSATION(感覚)___009:???<6>
05=SENSATION(感覚)___010:???<14>
05=SENSATION(感覚)___011:???<5>
05=SENSATION(感覚)___012:???<8>
05=SENSATION(感覚)___013:???<19>
05=SENSATION(感覚)___014:???<10>
05=SENSATION(感覚)___015:healthy/sick(健康/病気)<32>
--------------------
06=CHANGE(変化)___001:to be/not to be(存在/無)<5>
06=CHANGE(変化)___002:???<19>
06=CHANGE(変化)___003:???<29>
06=CHANGE(変化)___004:???<8>
06=CHANGE(変化)___005:???<20>
06=CHANGE(変化)___006:???<7>
06=CHANGE(変化)___007:???<21>
06=CHANGE(変化)___008:???<5>
06=CHANGE(変化)___009:???<14>
06=CHANGE(変化)___010:???<33>
06=CHANGE(変化)___011:???<63>
06=CHANGE(変化)___012:???<36>
06=CHANGE(変化)___013:???<18>
06=CHANGE(変化)___014:???<16>
06=CHANGE(変化)___015:???<40>
06=CHANGE(変化)___016:motion(運動)<64>
--------------------
07=THOUGHT(思考)___001:mentality(精神)<13>
07=THOUGHT(思考)___002:???<7>
07=THOUGHT(思考)___003:???<8>
07=THOUGHT(思考)___004:???<30>
07=THOUGHT(思考)___005:???<23>
07=THOUGHT(思考)___006:???<15>
07=THOUGHT(思考)___007:???<12>
07=THOUGHT(思考)___008:duty/right(義務/権利)<7>
--------------------
08=VALUE(価値判断)___001:good/bad(善/悪)<16>
08=VALUE(価値判断)___002:???<7>
08=VALUE(価値判断)___003:???<5>
08=VALUE(価値判断)___004:???<19>
08=VALUE(価値判断)___005:beautiful/ugly(美/醜)<24>
--------------------
09=RELATION(関係)___001:relationship(関係)<16>
09=RELATION(関係)___002:???<15>
09=RELATION(関係)___003:???<8>
09=RELATION(関係)___004:???<18>
09=RELATION(関係)___005:???<16>
09=RELATION(関係)___006:???<20>
09=RELATION(関係)___007:???<12>
09=RELATION(関係)___008:???<29>
09=RELATION(関係)___009:???<21>
09=RELATION(関係)___010:???<47>
09=RELATION(関係)___011:???<16>
09=RELATION(関係)___012:???<22>
09=RELATION(関係)___013:???<41>
09=RELATION(関係)___014:???<21>
09=RELATION(関係)___015:???<68>
09=RELATION(関係)___016:???<24>
09=RELATION(関係)___017:???<19>
09=RELATION(関係)___018:war/peace(戦争/平和)<46>
--------------------
10=MEMORY(記憶)___001:memory/record(記憶/記録)<63>
10=MEMORY(記憶)___002:???<45>
10=MEMORY(記憶)___003:???<15>
10=MEMORY(記憶)___004:???<13>
10=MEMORY(記憶)___005:???<13>
10=MEMORY(記憶)___006:religion/myth(宗教/神話)<40>
・・・「QFEV三択クイズ」の問題はすべて、上記のカテゴリー順に出題されます ― 「ロジェのシソーラスの"8割増し"の
緻密さ」とやらの精度がいかほどのものか、それが英単語習得にどの程度の効果をもたらすのか、みなさんの言語学的体表感覚で体感してみてください。
★ 『QFEV』では、1日に1梱・2梱(どころか5梱でも)まとめて一気に英単語クイズに挑戦(しようと思えば)できます ― 単語数に換算すれば「1梱=約30語」(約150語/週)、2梱なら「約60語」(約300語/週)、5梱なら「約150語」(約750語/週)です・・・こんな大量の英単語、普通の単語集で一気に覚え込もうとしても絶対に無理、記憶の網からポロポロこぼれ落ちて、必ず失敗します ― 個々の単語に「意味の連関」が乏しい(orまるでない)からです・・・そういう荒技が『QFEV』で(だけ)は可能になるのは、全ての英単語が(上でそのガイコツのみ紹介した)「意味集団別配列」による「関連性の糸」でしっかり結び付いた状態で提供されているからです ★
・・・
「big:大きな」・「large:広大な」・「small:小さな」の3つを一気に覚え込むのと、
「big:大きな」・「bad:悪い」・「boring:退屈な」の3つを覚え込むのと、どっちが大変か、ちょっと考えれば誰でもわかるでしょう ― 前者は「一群」として覚え込めるのに対し、後者は「3つの別世界」として対処するしかない、即ち
「知的労力が3倍違う」のですから、「意味集団別」のほうが「アルファベット順」とか「品詞別」とか「試験にでる順」とかよりも圧倒的に
覚えやすい&
思い出しやすいので、
一気にまとめて覚えるのが苦にならない ― むしろ、
まとめて一気に覚え込む&何度も繰り返すことで語句相互の関連性の'糸'を何重巻きもの'ロープ'にして記憶の堅牢性を高めるのが得策である ― ということは理の当然です・・・が、
「だから、英単語も英熟語も、意味集団別に配置して、学習者の利便性を図るようにしよう!」と思い立ったとしても、肝心のその
「意味集団」が『ロジェのシソーラス』では、バラけすぎていてうまくいかないのです ― うまくいかせるためには
『もっと緻密なシソーラス』を自作するしかないのです・・・そんなとてつもない作業、「やってやろう!」と思う
野心家が一体何人いるでしょう?・・・実際にやってのけた人間が ―
3万語以上もの英単語のすべてを「関連性の糸」で緻密に結び付けた単語集を完成した語学屋が ― この之人冗悟(のと・じゃうご)以外に一人でもいるでしょうか?
・・・というわけで、『QFEV』での英単語の覚えやすさと短期集中攻略のしやすさは、『Jaugo's Thesaurus:之人冗悟自作の意味集団別配列』の賜物・・・なので、それを可能にするこの『魔法のシソーラス』は、合同会社ズバライエ(ZUBARAIE LLC.)の企業秘密、30年分の労苦をハイエナみたいな同業他社にあっさり明け渡すようなマネは、いたしません・・・が、『QFEV』を何度も何度も繰り返しプレイする過程で、その「意味集団の自然な流れ」そのものは、学習者の皆さんの脳裏に一定のパターンとして定着することでしょう・・・つまり、皆さんはその「秘伝のシソーラス」を自らの脳内へと「之人冗悟公認コピー」することになるのです! ― この意味類型パターンが脳内に構築されることの意味の大きさは、皆さんがこの先様々な文物を読みあれこれと思考の枠組みを広げるにつれて、ジワジワと実感してもらえるものと確信します ― 『QFEV』の学習を通して皆さんが手にするものは、単に「3.1415万語の英単語(+かなりの量の雑学知識)」だけではないのです!!
ちなみに、『ロジェのシソーラス(1952年初版の"Everyman"版)』の「大分類(CLASS) / 中分類(SECTION)」は、以下のごとく(之人冗悟自作のカテゴリーに比べれば)シンプルです:
Roget's Thesaurus (Everyman edition)
大分類(CLASS)___中分類(SECTION)<個別意味類型集団総数>
1)Abstract relations___01)Existence<8>
1)Abstract relations___02)Relation<16>
1)Abstract relations___03)Quantity<33>
1)Abstract relations___04)Order<26>
1)Abstract relations___05)Number<22>
1)Abstract relations___06)Time<34>
1)Abstract relations___07)Change<13>
1)Abstract relations___08)Causation<27>
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2)Space___01)Space in general<12>
2)Space___02)Dimensions<48>
2)Space___03)Form<24>
2)Space___04)Motion<52>
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3)Matter___01)Matter in general<5>
3)Matter___02)Inorganic matter<36>
3)Matter___03)Organic matter<93>
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4)The intellectual faculties___01)Operations of Intellect in general<5>
4)The intellectual faculties___02)Precursory conditions and operations<12>
4)The intellectual faculties___03)Materials for reasoning<9>
4)The intellectual faculties___04)Reasoning processes<4>
4)The intellectual faculties___05)Results of reasoning<25>
4)The intellectual faculties___06)Extention of thought<9>
4)The intellectual faculties___07)Creative thought<2>
4)The intellectual faculties___08)Nature of ideas communicated<9>
4)The intellectual faculties___09)Modes of communication<25>
4)The intellectual faculties___10)Means of communicating ideas<50>
(...01)~07)は"Formation of ideas" / 08)~10)は"Communications of ideas"というDIVISIONの下にあり)
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5)The voluntary powers___01)Volition in general<20>
5)The voluntary powers___02)Prospective volition<60>
5)The voluntary powers___03)Voluntary action<24>
5)The voluntary powers___04)Antagonism<25>
5)The voluntary powers___05)Results of voluntary action<8>
5)The voluntary powers___06)General intersocial volition<23>
5)The voluntary powers___07)Special intersocial volition<8>
5)The voluntary powers___08)Conditional intersocial volition<7>
5)The voluntary powers___09)Possessive relations<45>
(...01)~05)は"Individual volition" / 06)~09)は"Intersocial volition"というDIVISIONの下にあり)
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6)The sentient and moral powers___01)Affections in general<7>
6)The sentient and moral powers___02)Personal affections<61>
6)The sentient and moral powers___03)Sympathetic affections<34>
6)The sentient and moral powers___04)Moral affections<54>
6)The sentient and moral powers___05)Religious affections<25>
・・・これはあくまでこの作者(之人冗悟:のと・じゃうご)の個人的感覚ですが、
ロジェのシソーラスの枠組み(大分類=6 / 中分類=39 / 個別意味類型集団=1000)は、ロジェが考える「概括的観念(general ideas)の枠組み」へと、世の中に存在する「個々の単語(particular words)」を当てはめる
といった感じのもの(言うなれば、
演繹的=deductive)であり、英単語集構成上の
根幹を成す意味類型別分類のカテゴライズ手段を真剣に模索するこの作者の求める「本当に似たような意味の単語ばかりが集まった
寄り合い所帯の"住所録"」とは呼べないものでした・・・ので、それとは逆の指向性で
最初に収集した「覚えるべき英単語(particular English words to remember)6796 ⇒ 10005 ⇒ 19214 ⇒ 33000語」を
「似たような意味を持つ意味類型集団(groups of similar ideas)」へと(個別的に)組み入れる
という(
帰納法的=inductiveな)手法によって整理統合し、最終的に、上に
紹介した「Jaugo's Thesaurus(大分類=10 / 中分類=100 / 個別意味類型集団=1780)」が完成した、というわけです。
「ロジェのシソーラスは演繹的(deductive)」 / 「之人冗悟のシソーラスは帰納的(inductive)」みたいな書き方をしましたが、世に存在するありとあらゆる英単語を「意味類型集団」へと整理統合しようとする際の手法は常に、構造的に「帰納的」であって、最初から「演繹的」であるということはあり得ません・・・ただ、その整理統合がある程度まで進んだ段階で、その「意味の並び」を何らかの「論理の流れ」に沿った形で再編成したがる ― 人間の言語活動というものの根底に働く何らかの"法則"を自ら打ち立ててみせ、その法則の実証例として"意味類型集団"を小綺麗に整列させたがる ― という"演繹的"野心が働くのが人間的知性の本能というものです・・・かく言うこの作者(之人冗悟:のと・じゃうご)も、30数年に及ぶ作業の初期段階に於いては、その"演繹的野心"が強すぎて、折角集めた「"帰納的"に意味ある類型集団の秩序」を、頭の中でこしらえた理屈でこね回しすぎて「相互関連性の薄い理屈倒れの無秩序(=英単語集の骨組みとしては、ちっとも覚えやすくない代物)」へと形骸化させてしまった苦い経験があったのです。数ヶ月分の労苦のすべてがやらずもがなのくたびれもうけに終わったそのイタ~いレッスンを通して、以後、幾度かに及ぶ意味類型集団の再編成作業の際には常に「"帰納的に機能的"な意味類型集団の秩序を、カッコいい論理の流れで"演繹的に洗練"したがる野心は、程々のところで抑えないとロクでもない結果に終わる」という自戒訓を心に刻んで事に当たった之人冗悟としては、「ロジェのシソーラスよりも、自前の意味類型集団のほうが、より"帰納的に機能的"」という実感を述べたまでのことであり、「inductive or deductive?:帰納的?演繹的?」という二者択一で言えば、「Thesaurus is structurally inductive.:シソーラスは、その構造上、常に帰納的」なのだということを(この種の作業に従事した経験のない普通の人々の誤解を招かぬように)付言しておきます。
・・・「真に役立つ英単語集作り」に従事したことがない皆さんが「"帰納的に機能的"なものを"演繹的に洗練"したがったせいでロクでもない結果に終わる」とはどういうことか知りたければ、「魅力的だったウェブサイトが、その魅力の源泉を理解しないウェブデザイナーの手でリニューアルされた途端、まるでつまらなくなる」とか「荒削りだけど面白かった物語が、洗練を加えた続編や改作ではちっとも面白くない」とか「製品は魅力的だが経営に問題がある企業が、"理数的合理性追求"以外に能がない経営コンサルタントの事業改善計画に従って"改善"した結果、製品の魅力が失われて経営難に陥る」とかの事例を思い浮かべてもらえばよいでしょう・・・
・・・というわけで、「英単語集構築の構造的土台」としては使い物にならなかったものの、「英語類義語辞典」としての"Roget's Thesaurus"の有意性はいささかも
揺らぐものではありません ― 要は、ロジェと之人冗悟とでは「求めるものが違っていた」というだけの話です ― みなさんは、「辞書で類義語を参照する手段」としては<ロジェのシソーラス>を、「3万3千語の英単語を
脳裏に焼き付ける手段」としては<QFEV>を、それぞれ有益に使い分ければよいのであって、両者の構造的相違を意識する場面もその必要もないでしょう・・・ただ、「ずいぶんと
偏執狂的に
緻密な仕事をやってのける"語学屋"が、世の中には(何人かは)いるものだなぁ」という気付きのネタとして、二人の"変人"の
執念の
一端を示す図式をお目にかけた
次第です。
★上に(ごく一部だけ)示した之人冗悟(のと・じゃうご:Jaugo Noto)自作による『Jaugo's Thesaurus』は、「QFEV(速成英単語)」の構造的枠組み用として使用した際の姿であり、必ずしも最終完成形ではありません: 今後制作される予定の『英熟語(idioms)習得用STQ(三択クイズ)』の枠組みとして再利用される際には、その細部にはまた微妙な改変が加えられる可能性もありますが、「1780の個別的意味類型集団」の数の増減はあっても、「大分類(10) / 中分類(100)」の大枠の構造は(たぶん)変わらないと思います。
・・・長々続いた「(足かけ33年分の)執念の作品」に関する之人冗悟の覚え書きに、ここまでお付き合いいただいた読者の方には、心より御礼申し上げます ― その粘り強さを「QFEVとの(長くとも4年、要領の良い人なら2年程度の)みっちりと有益なお付き合い」に転用していただければ、「日本人離れした英単語力」は確実に保証してさしあげますよ!^o^!
きちんと「約束事」を踏み外さずに使ってもらえれば、夢のような知的成果をもたらす「三択クイズ型英単語暗記必殺兵器<QFEV:Quick Fix English Vocabulary(速成英単語)>」で、一人でも多くの日本人を"英単語通"に変身させることを(&身近な日本人だけの"絆"を外れた広~い世界とのコミュニケーションが ― 英語で ― 自由にできる国際人になってくれることを)願ってやまないこの作者の思い、みなさんに通じれば、幸いです。
2021年
生物学的にも
環境学的にも
社会経済的にも
心理的にも
全世界に蔓延する"疫病"の禍の中でもがき苦しむ
人類の同胞に向けての
"大きな絆"の第一歩として
之人冗悟(のと・じゃうご:Jaugo Noto)
(2024年1月23日 改)
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